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弱者だった俺が転生すると強者になっていた。  作者: 石立 諷太
トーナメント戦
48/52

#45

女子たちが去ってからの事だ。

奏多たちは、適当な席に座り試合を観戦しようとしていた。


「あそこの席とかみやすそうじゃねぇか?」

「そうですね。 あそこにしましょう!」


何気ない会話をしながら席に向かう。

勿論その会話は周りに聞こえていて、女子がざわついている。

そんなことに気が付かない当事者は


「んー、今試合が盛り上がってるところなのか?」


と、花蓮に聞いている。

流石に花蓮も苦笑いで『それとは別にあると思います・・・・・・』 そう言い、

奏多は頭の上に大量の『??????』を浮かべて居る。

(流石に(マスター) は鈍いですね・・・・・・)

そんな事を思っている精霊。


「まぁいいか。 」


(うーん・・・どこに盛り上がる要素があるんだろう・・・・・・?)

心の中では、そんな事を思っている。



そんな中、闘技エリアでは一光・・・また一光と振られている。

奏多たちの試合と比べてみるとちっぽけだが、見ていない人からしては壮絶な戦いだ。


どちらも手加減は微塵も無く、自分の全部の力を使い相手を倒そうとしている。


「はぁ・・・はぁ・・・やるな・・・」

「はぁ・・・・・はぁ・・・そっちもね・・・」


今現在戦っているのは、学園ランキング5位の松島(まつしま) 知恵(ちえ) 第二学年と、

学園ランキング6位の岩下(いわした) 楓雅(ふうが) 第二学年だ。


力量はさほどなくいつも学園のランキングが5位と6位で変わっている。

二人は幼馴染でいつも二人で高めあっていた。

だからこそ、次相手が出す手を先読みできる。


それ故、勝敗が決するときは・・・・・・体力が先に尽きるか、魔力が先に尽きるかの

どちらかで決まってしまう。

けれど、二人は生徒会長並みの魔力の持ち主。

そうそう尽きることは無い。


『おぉっと!!!!! 松島選手形成が破られたぁぁぁぁ!!!!』


と、松島の形成が敗れたことを実況する。

勿論、それで勝敗は決してしまう。


実況が言った瞬間 『待ってました!』 と言わんばかりに飛び出していく岩下。

松島は、それに対処しようと形成を変えるが・・・・・・間に合わない。


岩下の振った剣が、一撃・・・また一撃と当たる。

ラッシュだ。


『岩下選手のラッシュが止まらない!! このまま押し切られてしまうのか?!』


松島は必死に防御しようとするが、体制が悪すぎる。

相手は、自分の視線より下に陣取っていて、自分の苦手な位置から攻撃をされている。

一瞬下がろうかと考えたのもそのラッシュによって打ち消される。


それによりパニック状態になってしまっている。


『あぁぁぁぁ!! ここで松島選手の防御が完全に破られた!!!』


その時、松島は悟った。 負ける・・・・・・と。



『試合終了!!! 激戦に次ぐ激戦! 制したのは岩下選手だぁぁぁぁぁぁ!!!!』


観客からの声援は無い。 奏多と聖夜の試合を見てこれくらいの程度ならあまり

驚かなくなってしまっている。


それに対し奏多は、一人で拍手を岩下と松島に送っている。

奏多につられてか、女性たちも拍手を送る。


((マスター) はやっぱりすごいです・・・・・・ 好き・・・♡)

と、謎の思いに心をときめかせている花蓮だった。


「すごかったな! あぁゆう試合を見るのは楽しいもんだな。 この試合最初から見たかったんだが

女子たちに足止めされて見れなかった・・・残念。」

「そうですね」


奏多は花蓮の顔を見ると、顔が真っ赤にほてっている。


「どうかしたか・・・?」


要らぬ質問をしてしまう奏多。


「い、いえ・・・別に(マスター) を好きだなんて思っていませんよ・・・?」

「何を言っている?」

「いえ・・・なんでもないです。」


あまり声を大にして言っていなかったせいか、聞こえていなかったようだ。

その言葉を言った本人は ホッと 安堵するのであった・・・・・・

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