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弱者だった俺が転生すると強者になっていた。  作者: 石立 諷太
トーナメント戦
28/52

#32 トーナメント戦一日目終了。

『いやー、二回戦目は圧倒的な実力差がありましたねぇ~』

『そうですね。 まさか、学園3位の実力者まで負けるとは私は思いもしませんでしたよ~』

『私もですよ。 生徒会長が負けるなんて夢にも思わなかったですし・・・・・・』

『・・・・・・』


余計な事を言ってしまった石崎は

(どうしよう・・・・・・余計なこと言っちゃった・・・)

そう後悔していたが、時すでに遅し。

そのスタジアムは沈黙が流れていた・・・・・・


それを打破したのは生徒会長の一言だった。


『えーと、き・・・今日はここでトーナメント戦を終わりましゅ~。 ではまた明日♪』

『え、あ・・・・・・ま、また明日です~』


そんなどこか肌骨ない喋り方だった。

(あ、噛んじゃった・・・・・・)

と内心神無月は思っていたが、周りは少し笑ったりしていてどこか和んだようなので

安心している。


一方石崎は、要らぬ事を付け足してしまったがために神無月には『ごめんね・・・・・・』

と裏で謝っていた。 だが、神無月は『心配しなくてもいいよ~』 と苦笑いして

軽めに言って来たが、神無月の目はあまり笑っていなくその場凌ぎの嘘をついていることは

すぐに判った。


(本当に申し訳ないことをしちゃったな・・・・・・)

と思いながら実況席を後にしていた。



奏多たち一行は席から立ってスタジアムから出ようとしていた。

すると唐突に聖夜が


「そういや奏多ってさ」

「ん?」

「生徒会長の神無月先輩に勝ったってことは・・・・・・」

「うん? それがどうかしたか?」

「・・・・・・この学園最強になってるよね?」

「・・・・・・」

「あ、そうか! お兄ちゃん学園最強の騎士?」

「《無敗の騎士》・・・如月・・かな・・・たさん・・・」

「いやっ! その《無敗の騎士》 はやめてくれ・・・・・・」


そう。 奏多はすっかりと忘れていたのだ。 学園トップを倒したことにより、

神無月が学園2位になり奏多が1位の座に就くことを・・・・・・


「そういえばそうだな・・・・・・ なんかここまで来るの早かった気がするな・・・」

「「「「「そうだね(そうですね)(そう・・だね・・・)((マスター) ならたどり着く

と思ってました!)(おめでと~ア・ナ・タ♪)(おめでとうございますお兄さん)」」」」」


と全員の声が重なってお祝いの言葉を送っていた。

そして、今日は奏多の学園ランキングトップに入ったことを祝うこととなった。



*****************************************



部屋に全員が戻り奏多とこよみと精霊一行は部屋の片づけや、料理の用意をしていた。

パーティーは奏多らの部屋で行うことになり、奏多は『部屋の片づけとか料理の

用意があるから、20:00集合でいいか?』 と言ったことにより、19:30に奏多の

家に集合になった。


(なんで19:30になったんだ?! 俺は20:00って・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

と、奏多の心の奥底には思っていたがその時は笑いながら了承した。


そして現在に至る。 全く以て部屋の片づけが終わっていなく、料理も作り終わってない。

後1時間で集合時間だというのに・・・・・・


「お兄ちゃん! 早く片付けないと!!」

「あぁ、そうだな・・・」

「いのりは料理作って! 花蓮ちゃんはお兄ちゃんと部屋の掃除手伝ってあげて!」

「はい!」


そう指示して皆はいろはの言った通りに掃除をしようとしていた。

だが・・・こよみは一人忘れている・・・


「あっれれ~おかしいぞ~」

「どうしたんだ?」

「なんで私にだけすることが無いんだろー おっかしいなー」


そういって来たのは、奏多の精霊愛梨だった。

どうやら、妹のこよみに存在・・・もといそこにいる事を完全に忘れられていて

何をするのかを言ってもらえないことに不満を持っていたらしい。


((((正直どこでもいい件について・・・・・・))))

と4人の心が200%シンクロしていた。


こよみは咄嗟に


「あ、ごめんなさい! そんz・・・・・・じゃなくって、ここに居たのに気づかなくって

・・・・・・・」

(いや?! 何を言い直した?! 言葉が丁寧になっただけやん・・・・・・)

そう奏多は思っていた。 が・・・


「あ、そうだったんだね♪ で、私はどこを手伝えばいいの~?」

「うん・・・・・・ じゃあ、いのりと一緒に料理を手伝って♪」


愛梨は天然?だった・・・・・・

存在自体を忘れてたと言おうとしかけたこよみの『そんz』を気にも留めている様子

は無く、完全に意味が判からなかったようだ。


そんな見事に天然っぷりを見せてくれた愛梨はと言うと、鼻歌を口ずさみながら

いのりと料理をしていた・・・・・・


それを見ていた3人は・・・・・・

(((影が薄いって遠回しに言われてるのに気にも留めてないの?!)))

と思っているのだった・・・・・・

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