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弱者だった俺が転生すると強者になっていた。  作者: 石立 諷太
トーナメント戦
24/52

#28 如月 奏多VS 《無敗の騎士》神無月 桜Ⅲ

視界から悪魔の姿が消えた途端、止まっていた時間が再び動き出した。

動き出すと同時に、愛梨が展開していた時間を止める能力も打ち消された。


『な、なななんとー! 絶体絶命かと思われた奏多選手が、目にもとまらぬ速さで

回復してるではないですか?! まさか、彼にこんな力があったとは驚きです。』


だが、驚いているのは周りの人だけではなかった。


「な、ど、どうなっちゃったの? なんで私の魔法が勝手に・・・?」

「多分、俺が消した。 詳しい話はあとだ。 今は試合に集中するぞ!」

「「はい!」」


(でもまだ、あの能力は使わないでおこう・・・ 幾ら魔法で死なない空間を作った

としても、五感を消すことはできない。 それがこの魔法の欠点でもある。)


そう。 幾ら魔法が有能だといっても所詮は人間が作り出したもの。

すべての魔法に欠点は一つ以上は必ず存在するのだ。

愛梨の魔法だって同じ。 人間が愛梨の時間を止めれる能力を借りたとしても、

その能力を発動できる本人でなければ、膨大な魔力を消費する。 だから、魔力が一般人並み

の量なら確実に5分止めるだけでガス欠状態になる。


(それに、この能力を使えば多分・・・膨大な魔力も共に消費するはずだ・・・

そんな、欠点もわからない状態で発動すれば必ず隙が出来てしまう。

それだけは何とか阻止しなくちゃならない・・・)


「な・・・ まさか、今の一瞬で回復するなんて・・・ どういう仕組み(カラクリ)

なの?」

「手の内は晒せませんよ・・・」

「ですよね。 まぁ、いいでしょう! 本当に次の一手で決着をつけます。」

『おぉっと!! 神無月選手大きく出ました! 本当に次の一手で終わってしまうのか?!』


神無月は剣を鞘にしまい・・・ 急に奏多の体が重くなった。

(なんだ・・・・・・これ・・・・・・体が急に重たく・・・)


「本気を出さないと、負けてしまいますよ!!」

「・・・?!」


瞬きをすると、急に目の前に神無月の姿があった。

(まずい・・・非常にまずい・・・ このスピードなら確実に時間を止めるよりも早く

剣が俺の体を切り裂く・・・ そうなると負け・・・)


遅かった・・・ 神無月は奏多の右肩から左わき腹にかけて袈裟懸けを綺麗に決めていた。

そして、斬られたことにより力を失い、倒れた・・・・・・

その時、皆が皆決着が付いただろうと思った。


『試合終了ーーーーーーー! 勝者・・・・・・』

「まだだ・・・・・・ まだ、負けていない・・・・・・!!!!!!」


声を発しているのは、"無傷"の奏多だった。


『な、なんと! 神無月選の袈裟懸けが浅かったか?!』

『いいえ。 如月奏多は袈裟懸けをもろに食らっていますよ 』

『どういうことですか理事長先生 それにしては、如月選手に傷跡は見受けられませんが』

『・・・・・・ 私にも判らないわ』

『理事長先生でも判らないほどの治癒力! 如月選手は一体どれだけ強いのか?!』


「な、なんで・・・? 私の袈裟懸けは深々と決まったはず・・・」

「決まりましたよ・・・・・・ ですが、俺にこの程度の攻撃は効きません・・・」


そういって悪魔の能力を発動した。

能力を発動すると、奏多の周りには漆黒のオーラが纏い、周りには膨大な殺気が飛んで行った。

この殺気で意識を刈り取られている人も観戦席の方からは続々と現れて行った。

神無月までもが後ずさりするほどの殺気だった。

(あ、あれ・・・殺気が弱くならない・・・ この力はコントロールが難しいな・・・)


「この殺気はなに・・・?」

「俺の本気の力です!」

「そんな力を・・・ 隠し持っていたなんて・・・」


ふと、神無月の足を見てみると少しふら付いていた。

観戦席まで届いて意識を刈り取るほどの殺気。

だったら、どんな最強(化け物) でも、すぐに目の前に居たら? どうだろうか。

だが、こんな殺気に耐えられるものは少ないだろう。

多分この学園でこれに耐えられるのは一人・・・・・・

理事長・・・・・・


「おい! 愛梨、花蓮、大丈夫か?」

「「だいじょうぶ・・・・・・です・・・」」


精霊であってもこの有り様だ。 一体どれだけの殺気なのだろうか・・・

奏多も本気を出されたことが無いのでよくわからない・・・

けれども、精霊を殺気のみでここまで昏倒寸前までさせるのは今まで見たことがない。

(この能力を完全に制御しなくては試合が不利になることもあるか・・・ 今後は

気を付けて使おう・・・)


奏多はそう考えて、動こうとした瞬間先ほどよりも体が急に重たくなった・・・・・・

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