#17 校内案内と謎の襲撃Ⅰ
気が付くと、ベットの上にいた。
「あれ、俺は勉強していたのに......なんでベットに......?」
「あ、起きましたか主 。 主 が勉強していたら
いきなり寝てしまったもので、私がベットに運びました。」
「あぁ、花蓮がベットに寝かせてくれたのか。 ありがとな。」
と言い、花蓮と共にリビングへと向かうとテーブルの上に朝ご飯と一枚の紙が置いて
あった。 テーブルの前に行きその紙を手に取って見てみると
『いろはちゃんと出かけてくるね』
と書かれてあった。 奏多はその紙をテーブルの上に置き、紙と一緒に置かれてあった
朝ご飯を食べようとした。
いつものように花蓮と俺は隣でご飯を食べ、食べ終わると花蓮が食器をかたずけて
くれた。 花蓮がかたずけている間に聖夜に電話を掛けていた。
掛けてすぐ、聖夜は電話に出た。
「もしもし」
「もしもし。 聖夜?」
「うん、どうしたの奏多?」
「あぁ、今日の集合なんだけど10分後でも大丈夫か?」
「うん! 大丈夫だよー!」
「あぁ、助かる。」
と言い、通話を切った。
通話を切ると奏多はすぐに用意をした。
用意をしていると花蓮が
「主 着替えお手伝いしましょうか?」
下心満載で言ってきた。 それに対して
「いや、遠慮する。」
「遠慮しなくてもいいですよ~♪」
「・・・・・・いらん。」
そういい奏多はドアを閉め鍵を掛けた。
鍵を掛け着替えようとすると、ドアの鍵が開き
「やっぱり、お手伝いしますよ♪」
「いや?! 無駄に魔法を使うな! 俺の魔力を勝手に使うな!」
「主 の魔力じゃないですよ~ 私の保持魔力です。」
「いや?! そういう問題じゃないからな?!」
「そういう問題です~」
「もういい、さっさと出ていけ。」
奏多はそういうと同時に、魔法を使い花蓮を外に追いやり部屋に結界を張った。
そうすると花蓮が
「開けてくださいよ! 主 」
「い・や・だ」
「開けてくださいってば!」
そこから花蓮は奏多が着替え終わって出てくるまで、ずっと喚いていた。
奏多が出てくると花蓮は静かになり、何も喋らず分かり易く拗ねていた。
だが奏多は気にも止めず部屋から出ると、部屋の前には聖夜が立っていて丁度
インターフォンを鳴らそうとしていたところだった。
「あ、奏多!花蓮ちゃん!」
「丁度いい時間だったな。」
「それで、なんで花蓮ちゃん拗ねてるの?」
と聖夜が聞くと花蓮が急に口を開き、
「聞いてください! 主 が着替えを手伝わせてくれないんですぅ~!」
「それは仕方ないと思うよ・・・・・・」
「仕方なくありません~!」
と聖夜と花蓮が話し合っていた。
聖夜と花蓮が話しておよそ10分後・・・・・・
謎に花蓮がご機嫌だった。 花蓮は鼻歌を歌いながらニコニコしていた。
それを疑問に思い聖夜に聞いてみようとしたが、謎の悪寒がしたので
聞くのはやめておいた。
あれこれしていると聖夜が「じゃあ、案内するね。」 と言ってきて、奏多らは
※俺らと言っていますが奏多のみです※
聖夜に案内してもらうことになった。
まずは食堂を案内してもらった。 食堂は全生徒共有で寮の部屋からまっすぐ進み
歩いている最中に花蓮がニコニコこちらをずっと見てきて、
正直言って少し気持ち悪いほどだった。 奏多もいつも通り苦笑いで返し疑問に
思ったことを聖夜に聞いた。
「あれ? 蓮子はどうしたんだ?」
「あ、ああ、蓮子ね・・・・・・ なんか昨日花蓮ちゃんと出かけるよって言ってから
姿が見当たらなくて・・・・・・」
「ダメダメな精霊だな。」
「ダメダメな精霊ですね。」
と花蓮と奏多は言った。 その時、
(いや、花蓮も十分ダメダメだからなっ?!)
と思っていた。
そんなことをしていると食堂に着き、食堂の中までは確認することはなく奏多らは
図書室へと向かっていた。
「いやー、やっぱりこの学園にあるものは、やっぱりぜんせ・・・・・・」
「前世? 何それ?」
みすった。 やってしまった。 間違っても言ってはいけない言葉を思わず
滑らして喋ってしまった。
(どうしよう・・・どうしよう・・・どうやって弁解すれば・・・)
と考えていると、突然目の前の大きな窓ガラスが割れ男の人2人組が入ってきた。
咄嗟に奏多は
「お、お前ら誰だよ!」
と口先走ってしまった。
すると、その男の人がもう一人のほうに
「アイ、ヘレク、シューナ、ケイナン?」
と訳の分からない言葉をしゃべっていた。
その言葉を理解していたのは花蓮だけだった。
「ナイ! フェン、クロナイケ、ネルス! ボン、ハル、イルーナ!」
と花蓮が言った。 それに小声で
「花蓮、あいつらは何て言ってるんだ? あとなんの言語だ?」
「あの人たちはこの世界の人々には魔王軍と呼ばれていますが、本当はレイスナ帝
国。 と呼ばれるところの者たちです。 あいつらは、
見られたか、こいつらを殺すか? と言っていました。」
「それで・・・?」
そこで、奏多は物凄い嫌な予感がした。
その嫌な予感は見事に的中した。
「私はこう言ってやりました! 私の主 はお前たちのような奴らには
絶対に負けないと!」




