いやな気配
読んでいただいて、ありがとうございます
初めて訪れた村を発ってから、4日目が過ぎたよ
一人ではない野宿にも大分なれたけど、鍛練しようにも人の気配があってやりにくいんだよね
魔法の練習はもちろんできないのはわかっているんだけど、せめて身体だけは鈍らないようにしたいんだ。
だけど、いざ鍛練ってときにカーティスさんの視線が痛い!
穴が開きそうなくらいこっちを見ているんだよね
恐ろしくてそっちを向いたことはないんだけど
だって!
一緒に鍛練しましょうとか言われたら、死亡フラグだよね?
カーティスさんは根に持つようなタイプじゃないとは思うんだけど、万が一って事もあるし
なにより、今は周りに人がいないからよくても、町に入ってそれをみられでもしたら・・・・
考えただけでも恐ろしい!!
平凡な私はそんなフラグ要りません
しょうがないから、寝静まったあと私の火の番のときだけ身体を動かすようにしているんだけど
やっぱりおもいっきり身体は動かさないと感覚が鈍っちゃうんだよね・・
その日の夕方、森の傍の街道を走っているときすごい違和感を、いや、これはいやな予感というべきなのか気持ち悪い気配のようなものを森の奥に感じたんだよね
気配や殺気なんてものはわかりやすいんだけど、悪意の塊みたいな気配をはっきり感じたのは初めてのことで、ちょっとびっくりしちゃったよ
「あの、みなさんちょっと止まっていただいてもいいですか?」
「どうされました?」
この日はカーティスさんに乗せてもらっていたので、真後ろから男性特有の低音ボイス、少しくすぐったいです
「なにか?」
「どうしたんだ?」
いやな気配の少し先で止まってもらって、自体を説明したよ
っていっても、勘のような物なのでどこまで信じてもらえるかわからなかったけど
普段はなんとかなるさーって放置することが多い私だけど、これは危険って本能が叫んでるんだよね
身振り手振りを交えながら、説明したけど三人とも半信半疑みたい
まぁその気持ちは痛いほどわかるけどね!!
でも、悪寒がするほどいやな気配っていうのはなかなかないとおもうんだよね
「まぁ精霊に愛されているという、あなたのことですから何か精霊からのメッセージのようなものなのかもしれませんね?念のため馬はここに繋いで、あたりを捜索しましょう」
戦えなさそうなサイラスさんには馬のところにいてもらって、いつでも逃げる準備をしてもらって、行くのは私とカーティスさんシヴァさんの三人になったよ
出来れば行きたくないけど、言いだしっぺだしね
恐る恐るいやな気配のある森の奥へと足を進めたよ




