乱闘中 2
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口の端についた血を手の甲で乱暴にぬぐった
みっともないからね
久しぶりに対峙していてわくわくしてきた
私の周りには、喧嘩っ早い人が元から多かったけどここまでわくわくしなかったんだよね
自然と笑みが浮かんできた
「ほう?まだやる気十分って感じだな」
「うん。すっごく楽しいから少し本気出すね」
男を野距離をはかり、さっきは取らなかった構えをとる
普段から力をセーブするように心がけている
あまり目立つのが好きじゃないってこともあるけど、一般的に女の子が弱いものとして認識されているからちょっとした見栄です
日本じゃ生命の危機なんてことあまり無いしね
「今までは本気じゃなかったとかいうのか?」
「貴方の実力を読み違えたことをお詫びいたいたします。もっと私を楽しませてくださいね」
にっこり笑うと、腰を落とし
今度はこちらから攻撃に回ります
後ろを取ろうとしたけど、やすやすとは取らせてもらえないようです
でも、それも想定内
狙いは射程距離に入ることだったのです
この距離からなら
腰の位置から掌を突き出し、決める!
がごっ
浅い!!!
男は反応が早いらしく、後ろへ飛んで威力を殺したみたい
それでも、無傷とはいえないようで、お腹を押さえているけど
「ますます面白い娘だ」
「貴方こそ、面白い人です。あれの位置から後ろへ飛べるなんて。だからこそもったいないですね」
そう、気がついてしまいました
彼の最大の武器にして、唯一の弱点
「ほう・・・?かってくれるのはありがたいが、俺はただの雇われ騎士崩れだからな」
「元なんですか?騎士なのだろうと思っていました」
そのまま騎士団で鍛えていればそれも補えたでしょうに
とか、思いましたが言う必要も無いことのようです
「お前それほどの強さをどこで手に入れた?」
「私に勝ったら教えてあげますね」
女の癖に
とは言わないので、少しホッとしました
「俺の知っている人間と動きが似ている」
「へぇ?そんな人がこの国にいたんですね」
異世界の人間と通じる動きだなんて、なんだか驚きです
「あぁ・・・尊敬している俺の師匠だ」
動きが似ているから、私の動きも読まれやすいということでしょうか
心してかからねばならないようです
再び構えて、さっきよりも少しだけ腰を落とします
彼の弱点は拳の軽さ
速さで翻弄し、隙を誘い相手を打つことが彼の利点、だけど一撃で相手を仕留められないことが弱点でもあるみたいだね
さっきもらった一撃で私が脳震盪を起こさなかったから気がついたんだけどね
相手が早くて捕まらない、でも一撃もらっても私は立っていられる
だとしたら、作戦はおのずと決まるよね
さぁ狩の時間だよ
描写がうまくないですよね・・・




