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異世界にきちゃったみたい?  作者: 耶汰姫
リュヒトリア公国
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乱闘中 3

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『明日香、どんなときも毅然としなさい。たとえ何が起ころうとも諦めてはならないのです』

『明日香、相手の本質を見極めるんだ。言葉に出ていないくても動作の端々に出ているものだ。それを見極め、己の力として利用せよ』

『自分の欠点を補え。男より女が力で劣るのは当たり前、そして身長が低いことも。活かせることは何だ?』

『常に冷静に、心の動きを読まれることはあってはならないのよ』


 

師である、父の母の言葉がふとよみがえった


へたれと自覚があるけれど、こんなところで売られた喧嘩に負けているようじゃ、あっちに戻った時が恐ろしいことになるんだよ

それに、ここはあの、戦場じゃない

硝煙のにおい、人のうめき声、不吉な金属音・銃声、そして生き物の焼けるにおい

私の中に染み付いたそれらはここにはない



神凪流、無の構えをとる

その名前の通り、一見何構えてないように見えるんだよ

でも、さっきと構えが微妙に違うから、彼も警戒してるみたいだね


「縮地」


体にはいっている力を抜き、一気に距離をつめた

この技を視ることが出来る人間に出会ったことは無い

あの化け物のような兄達でさえこの技を視れたことはなかった


簡単に男の後ろを取ったけど、このまま倒すのがもったいなく感じて肩をたたくだけに留めてみた

ぎょっとして振り返った男のほほに人差し指がぷにっとあったったよ


「・・・なっ!!?」


私を監視しているであろう審判にも、人ごみにまぎれて監視している人たちにも、そしてあの柱の影にいるシリウスにも見えるように、歪んだように笑ってやった


これがヤラセなのかはわからないけど、甘く見られすぎてこの国に利用されたりするのは嫌

力をある程度みせておく絶好の機会を与えてくれた男に感謝しつつ


どごっっ!!!


渾身の力をこめて腹に一撃


「ぐぁっ!!!!」


男のうめき声が頭上からするけど、私の心は冷めていた

視られていると、感じる複数の目、その中には驚きや蔑みも混ざっているようだけど

甘く見てもらっては困る


視線のある方向へ

殺気を放つと、視線は消えたみたい


いつになったら旅立てるんだろう・・・という突っ込みはなしの方向で・・

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