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異世界にきちゃったみたい?  作者: 耶汰姫
リュヒトリア公国
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乱闘中 1

お気に入り登録ありがとうございます


「怪我を負ってもそれぞれの負担、ここの設備が壊れたらそちら持ちでいいでしょうか?」


なんせ無一文ですから


「ふん?それは構わんが?」

「あ、どなたか審判をお願いします。気を失っては参ったと言えませんしね」


これで憂いは無いかな

審判は近くにいた怪しげな男を捕まえました

気配を絶ったままずっとこちらをみてましたからね

おそらく城の監視なんでしょう。役に立ってもらいます




「では、双方前へ」


審判の声を合図に前に出ますよ

体力の配分も考えなければ

この後も三人ほど戦う予定がありますし、その後監視も振り切り逃走予定です

監視されるのは嬉しくはありませんからね


「はじめ!!!」


合図と同時に取り巻き男の一人が飛び出してきたので、少し横にずれて足をかけてみたよ


すてんっ


勢いがついていたからね

そのまま前のめりになりました

ご自慢であろう顔からいっちゃたので、ショックが大きく、

呆然としているようです


「そこまで」


まずは一人目


「つづいて、双方前へ。はじめ!」


今度は突進型の人ではない模様です

こちらの動きを探っています

数秒のにらみ合いの後、ジリジリと間合いを詰めてきました


はっきりいって素人の動きです

目線は思いっきり狙っている場所を(この場合足元のようですが)凝視していますし

間合いの詰め方も、自分の間合いのことしか考えていないようです

極めつけは、左手の隠し武器です

しきりに触れていますし、何かあるのが見え見えです

リーチは相手のほうに分があるので仕方の無いことだともいえますが、仮にも騎士(なんですよね?)が相手を甘く見てよいものなのでしょうか?


「その左手の武器出しても構いませんよ。ばればれなので」


挑発に乗ってくるようならそれを利用させてもらいます


「なっ!!!」


絶句した後、顔を赤らめて突進してきました

やはり左手には短剣が握られています

騎士なのに隠し武器ってありですかね?

暗器とかならまだ救えたのに

残念です


突き出してきた左手の手首を回し蹴りで一蹴

短剣はあえなく地面へ

驚いている暇はありませんよ、お覚悟を


回し蹴りの勢いを殺さないように、そのまま踵落としです


ごすっ


脳天に直撃です

これで、おそらく彼はこの茶番劇が終わるまではおきては来ないでしょうね

前の人は気を失っているわけではないので注意を払う必要がありますから


「そこまで!!」


三人目はようやくこちらを警戒しているようです

ちょっと危険が増しましたが、これでも手加減をして警戒させないようにはしたんです

警戒させているのなら、こちらから攻めさせてもらいます



「はじめ!」


声と同時に動きます

懐に入って、アッパーカットを繰り出しますが、そこは読まれていたようです

技を繰り出した後は隙ができやすいのですが、神凪流には受け流す技もあります


思った通り、がら空きになった私の懐に入ろうとしてきましたがさせません

空中で体をひねりそのまま足技に入ります


すかっ


あれ、避けられました

まずいですね

甘く見ていたのはこちらのほうかもしれません

他の二人は完全に弱い部類に入るのですが

最後の一人は本物の騎士といった感じだったようです


「ほう、あの体制から蹴りを繰り出すのか。面白い娘だ」

「貴方もそれを避けるなんて、みごとな動きですね。あれ、結構な確立で決まるんですけどね」


元の世界でもあれをよけたのは数人だ


「ほう?なかなかの格闘センスだな。だが・・・甘い!」


正面から来る!

防御の構えを取ったけど、向こうのほうが上手だったみたい

視界から消えて、下にいると思ったけど体がついていかなかった


ごすっ


避けたつもりだったけど、避け切れなかったみたい

顎をかすめ、そこから血がにじむ

連打がくる

そう悟り、距離をとるために後ろへ飛んだけど、これも一歩遅かった


がっ


男の肘が頬に決まる

かなりの重さだ

脳にまで揺れが来なかったのが不思議なくらい


どうにか体制を整え、距離をとったけど

口の端から血がたれてきたよ

どうやらさっきの攻撃で口の中をきったみたい




戦闘描写って難しいですね

私自身が運動音痴なのもあるんでしょうが・・

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