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あの教室から、今の私へ  作者: 青井空


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4/10

ひとり帰り道

新しい友達も、なかなかできなかった。

行きは近所のお姉さんたちと一緒に登校していたけれど、帰りはいつもひとり。

春の午後の日差しの中を、とぼとぼ歩いた。


ある日、帰り道で同級生を見つけて、思い切って「一緒に帰ろう」と声をかけた。

そのときはうれしかった。やっと“仲間”になれたような気がして。


けれど、途中で別の男の子がやってきて、「ついてくるな」と言った。

空気が一瞬で変わって、胸の奥がぎゅっと締めつけられた。

何も言えず、足元だけを見つめて歩いた。


そのときの夕方の光の色を、今でも覚えている。

淡いオレンジに染まった道が、やけに長く感じられた。

きっとあの頃から、わたしの中に“人との距離”という小さな壁ができはじめていたのだと思う。


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