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第二章 小学校入学—春の光の中で
1979年、木立小学校入学。
市内でもマンモス校で1年生だけでも6組。
わたしは1年5組になった。
初めて制服を着て、母と手をつないで歩いた道。
新しい世界への期待と、どこか居場所の見つからない違和感。
人との関わりの「ぎこちなさ」が、幼い心の中に芽を出す
担任は川山先生という若い女性の先生。
わたしは隣の初対面の男子に「こんにちは」と挨拶した.
しかし相手は「なんだこいつ」みたいな顔をされたのを覚えている。
変わった子として映ったのであろう
入学してしばらく経つと、学校にも少しずつ慣れてきた。
けれど、同時に「苦手なこと」もはっきりしてきた。
算数はちんぷんかん。
国語ではカタカナの「シ」と「ツ」をよく間違えて書いた。
書いているときは合っているつもりなのに、先生に直されると、どこが違うのかわからなかった。
自分でももどかしかったけれど、それをうまく説明する言葉をまだ持っていなかった。




