58話 鞭を持つイエティ
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今は陶くんと原さんがどでかい悪魔を弔ったところだ。
そして現在冷泉君は名の知らないイエティのような悪魔と接敵をしている。
「そうか」
といい鞭で攻撃を仕掛けてきたイエティ。
"来るよな..."
「【buffing】」
といい冷泉君は鞭による左右からの薙ぎ払いを順に弾いて対応した。
"一応対応できるか..."
と何とかだが対応できていることに安心をする冷泉君。
「腕で弾いて一切の損傷を受けないか」
と少し感心するイエティ。
「それはどうも」
と一応感謝を言う冷泉君。
「ではこれはどうか?」
と今度も左からの薙ぎ払いのような攻撃をするイエティ。
さっきと同じような攻撃に見えたので同じように向かってくる方向の腕で防御をしようとした。
しかし当たる直前にスナップがかかって反対方向へと攻撃の方向が変わった。
"マジかよ、、、"
と思いつつも何とか右腕で防御をとることができた。
「よく反応した。このフェイントはなかなか避けられるものではないぞ」
とまたほめてくれるイエティ。
「それはどうも」
とまた感謝の言葉を入れる冷泉君。
"あぶね、結構ギリギリだったな、、、"
と心の中では焦りまくりの冷泉君。
まあ確かに結構危なそうだったもんな。
「ではこれならどう動くかな?」
とまた同じように左からの薙ぎ払いの攻撃をしてくるイエティ。
同様に冷泉君は攻撃の向かってくる方向の腕で防御を試みた。
その中で念のため反対の腕も防御の構えをした。
では今回の攻撃はどうだったかというと、ありがたいことにそのまま左から薙ぎ払いのような攻撃をしてきた。
だが前回と違ってこのすぐあと、腕に当たって弾けた勢いを使って反対側へと攻撃を仕掛けてきた。
そして反対側でも同じように腕に当たって弾けた勢いを使ってまた元の方向にも攻撃をしてきた。
これが数回続いた。
これだけを見ると最初の左右からの薙ぎ払いと変わらなさそうだが、今までと違って攻撃の速度が異様なまでに速かった。
冷泉君が目で追うのがやっとのほどだった。
「ここまでしても腕には一切の損傷がないとは、いい体をしている」
とまたほめてくれたイエティ。
「ありがとな」
といつも通り一応感謝を言う冷泉君。
だが心の中は、
"やばい、あれは速すぎる、、、。目で追うのがやっとだぞ、、、"
と焦りに焦っていた。
まあそうなるだろうな。
目で追うのがやっとの攻撃が来て焦らない方がむしろ怖い。
「今度はこれで行くとするか」
とまた鞭で左からの薙ぎ払いのような攻撃を仕掛けてくるイエティ。
"またか、、、"
と思いつついつも通り左右共々防御態勢をとった。
今度の攻撃は前回と同じで、目で追うのがやっとの速度で左、右、左と交互に薙ぎ払いのような攻撃をしていた。
しかし今回はその攻撃時間が長かった。
今までは7,8回程度だった。
時間にしてわずか数秒。
しかし今回は20秒間攻撃すれど止まらない。
回数は100回に到達しそうな勢いだ。
"、、、長くね"
とやはり長すぎることに違和感を持った冷泉君。
まあ確かに今まで数秒だったのに今回は20秒越えは確かに長いな。
"さすがに反撃しないとジリ貧だな、、、"
と反撃の糸口を探そうとしたがあまりなさそうさだ。
なぜならかなりこの鞭の攻撃が隙を与えてくれそうになかった。
まあ20秒で100回にと届きそうて、それって毎秒5回近く攻撃しているということだからな。
普通に多い。
そんな中で攻撃の糸口を見つけるのは難しさがあるだろう。
"どうしよう、、、"
と考えているとき、とりあえずで冷泉君がとった行動が、
「あの、そろそろやめません?」
と素直に終わらないかという質問だった。
そんな質問に受け答えしてくれるわけ、
「もう終わりなのか?」
とイエティは終わりそうになかった。
まあだろうな。
予想通りも予想通りだな。
でも最近のことを考えると結構珍しいのか。
最近は結構素直に聞いたら素直にやめてくれたり素直に教えてくれたりと、かなり素直なやつが多かった。
それは敵味方関係なくだったな。
というかあいつらがおかしいだけか。
「そっか、、、(´・ω・`)」
としゅんとなってしまった冷泉君。
"てなったらここを抜けるしかないか、、、"
と思い攻撃のタイミングとリズムをとり始めた冷泉君。
"あー、このタイミングならいけそう?"
しばらくして、タイミングをつかめたぽい冷泉君。
"えーと、、1,2,3,,,"
と頭の中で思ったのち、
「【buffing】」
と言って一気に前に進んで殴りを入れる冷泉君。
「くっ、、」
と少しうなるイエティ。
「よし」
とその場を離れつつ、少し喜ぶ冷泉君。
「よく攻撃のラッシュから抜けた」
と少し拍手すらくれるイエティ。
「ありがたいのだがなんでお前は俺を本気で弔りにこないんだ?」
薄々気づいていたと思うがイエティは結構手加減をしているらしい。
あんなに高速鞭攻撃しているくせに手加減をしていたというか。
「わしは貴様を弔れと一切言われておらん。契約を守るのがわしの役目だからな」
とのこと。
それは教えてくれるんだ。
「そうか。じゃあお前の役目は俺の足止めか?」
と一応聞いてみる冷泉君。
「守秘義務につき教えることはできない」
とのこと。
そこは丁寧なんだ。
「そうか、ならここで俺は弔りに行かせてもらうか」
とまた一気に近づきながら言った。
そしてそのまま殴りかかったが防がれてしまった。
「まだまだ未熟だな」
とイエティはいいつつ鞭で薙ぎ払ってきた。
だが攻撃はもう片方の腕で防がれた。
「誰が未熟だって?」
と防ぎつつ着地をしてそのまままた殴りかかった。
しかしそれもまた防がれてしまった。
そんな攻防が暫く続いた。
「はあ、はあ、」
と息が上がる冷泉君。
「こんなものか?」
一方余裕そうなイエティ。
体力差があったようだ。
「なんの、、これしき、、」
と息が切れ切れながらもいう冷泉君。
"どうしよう、結構疲れたな、、、"
といつも通り心の中は弱音を吐いていた。
「そうか、ならこれはどうだ?」
とまた鞭による薙ぎ払い攻撃が来た。
"来る、、、"
と身構えたとき、
目の前に誰かが現れた。
そしてそいつが鞭を弾いた。
「あなたは?」
とイエティ。
「我か?名乗るほどじゃない」
といたのは、
「陶!」
と陶君が来てくれたようだ。
「やっぱり、ここにも来ていたか」
と後ろから声が聞こえた。
「やけに増えるな」
とイエティ。
まあ確かに急に増えたか。
ちなみに後ろから言ったのは原さんだ。
「あなたの言う通りここに一体居たな」
と陶君が原さんに向かって言った。
「まあ来るのはお前も予想できただろ」
と原さん。
なんか仲良くなってね。
「何人だろうと関係ないがな」
と言いながら鞭のラッシュが来そうだった。
が、
バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ
とすべて陶君が弾き飛ばした。
「この程度か?」
と余裕そうな陶君。
「すべて殴りで弾いてくるか」
と感心するイエティ。
「主は下がっておるとよい」
と冷泉君にいう陶君。
「ああ、たすかる」
と何歩か下がった冷泉君。
そしてしばらく静寂が通り過ぎた。
その後、
「【fastest】」
と陶君が言い攻撃を仕掛けた。
その時、
ガシャーーン
と後ろから何かが崩れる音がしたと同時に何人かこちらに向かって出てきた。
「坂本!?」
とそこには坂本君たち御一行様と見慣れない人物が2人いた。
「ルサールカじゃないか」
とイエティが言った。
「あ、グランプスじゃん」
とルサールカじゃない方にのしかかっていた悪魔はイエティのところまで行き、グランプス呼ばれていたイエティ、悪魔に話しかけた。
「任務遂行できたのですか?」
と聞くグランプス。
「いやさー、私たちの目標があのお姉さんに取られてたのー。だから奪おうとしているさいちゅーって感じ」
とギャルみたいに言うのはルサールカだ。
「そうかい」
と納得するグランプス。
「てかさー、あんたも手伝ってくんね。あのめんどくさい三人のあしどめだけでいいからさー」
と提案をするルサールカ。
「それは山々だがこっちも三人いる。しかも一人は『先生』」
とやんわり断るグランプス。
「あーあれ?確かにめんどくさそうだね」
と少し同情するルサールカ。
「それなら二人で回収をするのはどうか?」
と提案するグランプス。
「え、ありじゃん!じゃあそういうことでいくよ!」
といいながらももう行っているルサールカ。
「なぜ主たちがいる?」
と聞くのは陶君だ。
「あー実はね....」
とここで何があったのか見てみよう。
Bad Killer 58話 鞭を持つイエティ fin.
次回
「あ!具現化系じゃん!具現化系便利だよねー」
と攻撃を避けられたルサールカはよけられたところで立ち止まり、モネさんの方を見ながら言った。
「そうかしらね」
9月5日投稿予定
お楽しみに!




