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Bad Killer  作者: サニーライト
第1章 -Killer side編-

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55話 うっそ

※ コメントについて

コメントでの誹謗中傷はおやめ下さい。まじでだれも得にならん。寧ろ損。なのでおやめ下さい。ミスの指摘は、お待ちしています。修正します。作品の評価コメントはお待ちしています。参考にさせて頂きます。応援コメントは、してください。まじでモチベ上がるから、お願い!



※記載上の注意

① -1 " +(間1行)はその人が思っていることを示します。


①-2 "+(間2行)はテレパシーを示します。用法はカギ括弧と同じで実際に口で話している(対話)か脳内で会話(テレパシー)をしているかの差になります。


② ' はその人のセリフ中に小声で何かを言う時に使われます。(言葉で表すなら、「✧✧と、呟いた」となるのかな)

また数が増えれば増えるほど声が小さくなっていきます。


③「「」」(多重鍵括弧)重なってる鍵括弧の数に応じて同時に喋ります。


④----で敷き詰められている場合大きな場面(場所と視点)切り替えとなっています。例えば自陣視点と敵陣地視点の切り替えなど。ただし「数分後」などの時間に関わるのには適応外です。


⑤3回改行は小さな場面切り替えを示します。


⑥〖〗は魔法の詠唱文を表します。


⑦『』+間2行は過去の誰かが話した内容を示します


その他は、普通の記載の方法と同じです。質問等ありましたら、遠慮なくどうぞ。出来る限りお答えします。

「どうかね、吾《あ》の『多重詠唱』は」



と誇らしげなヴァプラ。



「そうね、範囲の割に見た目だけねって感じ」



と興味が無いのか自身の髪の毛をいじりながら伊藤先生が普通に動くことなく立っていた。



「...どういうことだ」



と戸惑うヴァプラ。



「あなた私のアビリティ調べてなかったの笑」



と相変わらず煽り口調な伊藤先生。



「あなたのアビリティはテレポートと自身の次元を違えることと攻撃を無理やり与えることではないのか?」



と律儀に調べたのであろう事を話すヴァプラ。



「あーそれちょっと古いわよ」



いやそこは、へー、とでも流せばいいのに態々(わざわざ)返す伊藤先生。



「どういうことか?」



ピュアだな。


純粋すぎて普通に聞いてしまっている。


そんな聞いても教えてくれないだろう..



「自身の次元を違えるって言ってたけどそこが違うわ」



って教えるなよ。


相手に手の内をひけらかしていいのだろうか。



「どういうことだ?」



こいつ教えてくれることをいいことにすごい聞いているな。



「まあそれは自分で体験してみたらいいわ」



と言って伊藤先生はヴァプラに向かって指パッチンをした。



「...!?」



と指パッチンをされた瞬間驚くヴァプラ。



「【次元転換《ジエレメントフィクサス》】。自分だけじゃなくて他人にも可能だわ」



と言う伊藤先生。


【次元転換《ジエレメントフィクサス》】、任意の物(実体が存在するならなんでも)を別次元へと吹き飛ばす化け物技。


ちょっとね、この話をするには少々難しいところがあるから簡単に説明する。


今我々が過ごしているのは「3次元」、いわゆる空間だ。


で紙などのものは「2次元」、いわゆる平面だ。


イメージとして言わされているのは3Dゲームと2Dゲームの違いだそうだ。


3Dゲーム、例えばFPSゲーム?などのゲームの世界は上下左右前後しながら空間上を動き回る。


対して2Dゲーム、例えば某有名企業のマ〇オシリーズの一部を省いたいわゆる横スクロールゲーは平面上を上下左右しながら動いている。


伊藤先生のアビリティのひとつである【次元転換《ジエレメントフィクサス》】はそんなFPSゲームをしているところからいきなり横スクロールゲームに引きずり下ろされるという感じだ。


それは逆も出来て、平面上を上下左右していたマ〇オが急にFPSゲームに入り込まされるという感じだ。


じゃあそれの何がやばいのかという話だが、そのアビリティを受けたヴァプラを見てみよう。


ヴァプラはまるで一本橋を歩くかのように横に一切揺れることなく真っ直ぐ動いていた。


このように左右に一切動くことなく真っ直ぐしか動けなくなる。



「わっ!」



とそんな状態のヴァプラを見ていた伊藤先生はヴァプラの移動方向に対して垂直な向きに移動をして脅かしていた。



「!?」



一瞬驚いたヴァプラだったがすぐに冷静に戻った。



「そうか。吾は今2次元に転換されたということか」



すごいこの状況でしっかり把握してくるなんて。



「そうだわよ〜。でそこからどうすると言うの?」



とヴァプラのほぼ真横から聞く伊藤先生。



「そうだな、手は『今のところ』ない」



とまるで後々になったらなんとでもなると言わんばかりのヴァプラ。



「それはそうと、それは吾も言えることではないか?」



と聞くヴァプラ。


確かに今あの強すぎるバリアにより完全無敵と言っても過言では無い。



「あーそれね。それはだいたい対策ができているわ」



とヴァプラの目の前を横切りながら言う伊藤先生。



「ほぉ?」



と興味深そうなヴァプラ。



「【範囲攻撃《インテネーション》】」



と一発送り込む伊藤先生。



「なんだ、この程度なら吾も返すとするぞ」



といいながらファイヤーボールを打ち込むがそれはヴァプラからして真っ直ぐにしか飛ばなかった。



「そんなのじゃ当たらないわよ笑」



と面白そうな伊藤先生。



「...そうか」



と何かを思ったヴァプラ。



「何か思ったところ悪いけどそろそろおしまいにするわよー」



といいヴァプラに向かって掌を翳すと、



「【範囲攻撃《インテネーション》】」




とまた同じことをした伊藤先生。


だから一発じゃな足りないって..



「【範囲攻撃《インテネーション》】【範囲攻撃《インテネーション》】【範囲攻撃《インテネーション》】【範囲攻撃《インテネーション》】【範囲....」



とまさかの【範囲攻撃《インテネーション》】の連発を始めた伊藤先生。



「...面白い」



とあまりの速度と攻撃力にライオンの体に傷が次第に増えてきたが、



「『水系統魔術【津波(タイダルウェーブ)】』,『風系統魔術【暴風《ストーム》】』」



といい青色の魔法陣と緑色の魔法陣を重ね合わせた。


すると青緑色の魔法陣が現れた。



「そんなどデカい魔法陣を作っても無駄よ笑」



と余裕そうな伊藤先生。


そう話している間も詠唱破棄で攻撃を続ける伊藤先生。


複合魔法は基本的に攻撃範囲がとても広いが、


"【次元転換《ジエレメントフィクサス》】は対象の動きだけじゃなくて武器や攻撃その物の次元を変える"


ということだ。


どういうことか。


ではさっきのファイヤーボールで見てみよう。


あの攻撃はヴァプラからすると弾が真っ直ぐ飛んだように見えたと思う。


しかし伊藤先生からすると円が飛んで行ったに過ぎない。


こんな感じに平面では球体が円になるのでそれが飛んでいるように見える、というか実際そうなる。


だから攻撃できてもヴァプラの動ける範囲にしかできないという感じだ。


恐ろし。


簡単に言ってしまえば厳しすぎる攻撃の方向と範囲の制限だ。


勝てるわけが無い。


当然狙って当てることは不可能だし、唯一残っている範囲攻撃によりゴリ押しで攻撃を当てることすらできない。


強すぎだな。


これが聖職者の中でトップクラスに強いと言われるだけあるな。



「今あなた吾の攻撃は絶対当たらないと思っていますね」



ともうかなりボロボロな状態で言うヴァプラ。



「いや、だって笑あなたの攻撃じゃわたしには届かないもの笑余裕も見せるに決まってるじゃない笑」



と凄く笑いながら言う伊藤先生。


まるで自分が勝ったと言わんばかりの態度だ。



「そうかな?」



と言った瞬間何か違和感を感じた伊藤先生。


"嫌な予感がするわね.."


と思い少し距離を開けて攻撃を続けた。



「『複合魔法【暴風大竜】』!!」



と言うとヴァプラの周りに水っ気のある竜巻が動くイラストで書いたように現れた。



「...気の所為だったわね笑」



と少し安心しながら攻撃を続けていると、




ガコ、バキ....




という音と共にそのイ動くラストみたいな竜巻に無数の凸凹が現れた。



「嘘でしょ...」



とドン引きをする伊藤先生。



「なるほど、これが噂に聞いていた『フラクタル次元』ですか」



と伊藤先生からみて無限の幾何学模様の霧のようになりながら言った。



「あなた、普通に天才だわね...」



といいつつも攻撃を辞めない伊藤先生。



「それだけを糧に生きている身であるため当然です」



とボロボロになりながらもへんな形になったヴァプラが言った。



「まあいいわ。あなたステンノーとかと違ってバリアを無限に生成できてないからその技向いてないわよ」



と攻撃しながら言う伊藤先生。



「ええ、吾も思ったところです」



思ったところで今更だろと言いたいところだがそれはいいとして、



「まあ次元の壁を超えたところで無駄だったわね笑」



と笑いながら言う伊藤先生。


確かに少し攻撃が通りそうな気がしたが残念ながら実際にまだ届いてはない。


対して伊藤先生は攻撃が余裕で届いているしなんならもう倒せそうだ。



「そうとも限りませんよ」



と俯いたヴァプラから順に赤、青、緑、黄、茶の五色の魔法陣が展開されそれらが混ざり始めた。



「まずい...」



と一言言ってすぐに【範囲攻撃《インテネーション》】の攻撃速度を格段にあげた。



「相打ちとは悲しいものです、『複合魔法【炎電風水土】』」



と言うと5色の混ざった魔法陣からはバチバチと音を立て、炎をまとった土の槍があまたの方向に分散しながら回転していた。


まああまたの方向と言ってもヴァプラのいる範囲にしかすぎ..




バキ




「嘘でしょ( '-' )」



バキと言う何かが壊れた音ともにあの槍達が伊藤先生とかの方向に向かって来ていた。


もはやこれには驚きを超えて伊藤先生は唖然としていた。


というか普通に次元の壁越えられているし。




バキ




なんなら多次元に逃げていた伊藤先生だと思うがそこも今バキという音を立てて壊れていた。


え、壊れているの。


"やば..."


とまさか攻撃が来ると思っていなかったのか伊藤先生のいる次元の壁を壊して攻撃が飛んでいた。


避けようとしていたがそれが少し遅れていた。


傲慢だな。


いや傲慢にもなるか。


誰が次元を超えるなんて思うだろうか。


殿堂入りレベルの技だと思ってたのに。


てかこの次元の壁って壊して超えれるんだ。


怖。


この次元を超える攻撃を放ったことによりヴァプラの発動した世界の中はどんなところにいようとも攻撃が当たってしまうとかいうふざけたことになっていた。


そのお陰で伊藤先生は攻撃を避けるのに少し遅れをとってしまい、脇の下辺りに突き刺さった。



「うっ...」



と当たったことにより辛そうな声を出す伊藤先生。


しかしこの槍刺さっだけで終わらなかった。


なんとそのまま傷口を焼き潰しつつ内部から帯電攻撃を受けた。


"なんともいやな攻撃ね..."


と傷口を抑えながら常にテレポートで浮いていた伊藤先生は地面に着陸した。


そしてしばらくすると攻撃は収まり世界が崩れて元の世界が出てきた。



「...どうやら攻撃が間に合ったようね」



としんどそうな伊藤先生。


倒すことには成功はした。


しかしヴァプラが最後に残した複合魔法には厄介な物を残してきた。


まずは、



「とりあえず屋敷に戻らないと...」



とテレポートを発動しようとしたが上手く発動しなかった。



「...あれ?」



これには不思議がる伊藤先生。


理由としてはあの攻撃には霧散する高電圧の電気が混ざっていた。


なのでその電気により動きが鈍くなっている。


今まで伊藤先生がその影響を受けなかったのは多次元に逃げていたから電気攻撃を受けなかったというわけだな。



「....厄介なことしてくれるわね」



と何となくで察した伊藤先生は愚痴をこぼしていた。


加えて最後の槍が刺さったのはかなりの痛手だったようで今伊藤先生は歩くのがやっと見たいな状況にいる。


あの攻撃どんだけ火力が高いんだよ。



「....まあ戻れないけどあっちには推古さんがいるし大丈夫だよね..」



と他人任せをすることにより今の状況を受け入れてゆっくりと戻ることにしたようだ。


こんな強いひとでも負けそうになることもあるんだな。



Bad Killer 55話 うっそ            fin.

            次回



「油断とは、強者である故の驕りだ」



          8月12日投稿予定

           お楽しみに!

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