53話 集中力
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① -1 " +(間1行)はその人が思っていることを示します。
①-2 "+(間2行)はテレパシーを示します。用法はカギ括弧と同じで実際に口で話している(対話)か脳内で会話をしているかの差になります。
② ' はその人のセリフ中に小声で何かを言う時に使われます。(言葉で表すなら、「✧✧と、呟いた」となるのかな)
また数が増えれば増えるほど声が小さくなっていきます。
③「「」」(多重鍵括弧)重なってる鍵括弧の数に応じて同時に喋ります。
④----で敷き詰められている場合大きな場面(場所と視点)切り替えとなっています。例えば自陣視点と敵陣地視点の切り替えなど。ただし「数分後」などの時間に関わるのには適応外です。
⑤3回改行は小さな場面切り替えを示します。
⑥〖〗は魔法の詠唱文を表します。
⑦『』+間2行は過去の誰かが話した内容を示します
その他は、普通の記載の方法と同じです。質問等ありましたら、遠慮なくどうぞ。出来る限りお答えします。
「一気にケリつけるからお前は頭と首を突き落とせ!」
と陶君に指示をする原さん。
今は陶くんを引っ張って原さんが空を飛んでいる状態だ。
「心得た」
一方目を瞑っている陶君はと言うと快く受け入れていた。
全く見えてないのにどうやって殴り込むのだろうか。
「よっしゃ、行ってこい!」
と原さんが落下を始めた時に陶君を投げ飛ばした。
"がさつな男だ"
と呆れていたがすぐに意識を高めた。
一応だが原さんは筋力、特に腕の筋力をきょうかしてもらっている。
なので投げるとえげつないくらい飛ぶ。
その速度はマッハに近づこうとしていた。
しかしマッハ近くの速度など陶君からするとさっきの本気と同じようなもの、すなわち慣れたものだ。
意識を集中して足をぶらんとする陶君。
一方歩いてきているどデカい悪魔。
もちろん近づいてくる異物に対して何もしないわけではない。
当然反撃をする。
なので引っ掻き攻撃をするどデカい悪魔。
しかしマッハ近くで進む陶君にとってその引っ掻き攻撃は遅すぎる攻撃だった。
もちろん見えてないので陶君が実際に感じたわけではない。
なので当たらずに済んだ。
その直後すえくんの下半身が悪魔の頭に当たった。
"ここか"
と衝突した瞬間反発の力を使ってバックフリップをし、首裏に入り込んだ。
その過程で衝突された悪魔はもちろん自身の顔を引っ掻いたがまたこのバックフリップもものすごい速度だった。
まさかの普通によけられてしまった。
まあマッハ近い反発だからえげつないよなという話といえばそうだろうが...。
"ここだな"
とバックフリップをした陶君は空中で悪魔の頭と陶君の体が45°を成した時、
「【fastest】」
と言うとあの超高速化をした。
てかこれ言うことあるんだ。
豆知識で以前言ったかもしれないが能力を宣言しなくても一応は使える。
しかしそれに見合った代償を受けることも多々ある。
陶君の場合多分だが代償はあまりないのだろう。
しかし今回はリズムを取るためにアビリティ名を言ったのではないかと予測が出来る。
そして足に急にジェット機が着いたかのように高速化した陶君はその速度のまま両足を揃えて首裏を蹴り飛ばした。
ドゥゥゥゥゥーーン
地鳴りのような音を奏る蹴りを入れた陶君。
とてつもない勢いだな。
それを食らったどデカい悪魔は、
「キ゛ョ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛」
と悲鳴とついでに咆哮を放った。
もちろんその時に壁はほとんど壊れた。
"まずい..."
と少し焦る陶君。
それと同時に、
ドゥゥゥゥゥーーン
という地響きのような音を原さんも奏でた。
それにより悪魔が正面に込もうとした。
「ほいほい、次行くぞ!!!」
とノリノリな原さん。
本性出てるね。
"さすがだ"
と感嘆していた陶君だが蹴りを入れた直後いつもの反発で跳ね上がって空中にいた。
そして少し間を開けて落下の勢いを使いつつあたまにかかと落としを仕掛けた。
そしてかかと落としが衝突した時、
ドゥゥゥゥゥーーン
という地響きのような音をまた出した。
ちなみにだがこのような攻撃を受けている悪魔はなぜ反撃しないのだろうか。
それが実は反撃をしている。
では何もしてないように見えるのか。
それは彼らが異常な速さで攻撃をしているから抵抗が全く意味を成してない。
なのであの悪魔は凄く暴れているが一切反撃をしてないように見えているというわけだ。
もちろんこれは今後も続く。
「おらよ!」
ドゥゥゥゥゥーーン
と原さんが一言セリフを言ったあとキックを悪魔の背中に向けて送り付けた。
その時には当然のように鳴る地響きのような音。
えげつない火力を出しているのだろうな。
そして暴れているので呑気に着地していたら反撃を貰うので着地をした瞬間片足で蹴り上げて空中に行った。
その時隣にたまたま陶君が居た。
「お前やるやん」
とすこし浮き上がりながら言う原さん。
「当然までだ」
と強がる陶君。
「一気に行くぜ?」
と高校生の、やっちゃう〜?くらいのノリでトドメを指示する原さん。
「よかろう」
と2人は落下をしながらトドメを刺す用意を始めた。
「【fastest】」
「【速度変換】」
と2人は各々アビリティを発動して落下の勢いのまま陶君はキックを、原さんは拳を向けて攻撃を入れ込んだ。
「キ゛ョ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛」
それに対して咆哮で対応する悪魔だった。
ドカーン
しかしその程度では止まることはなく、大きな音とともに2人の攻撃は最高速度をもって攻撃を与えた。
「キ゛ョ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛....」
という悲鳴とともにどデカい悪魔は消滅をした。
「いっちょ上がり」
とすぐさま跳ね上がり離れていたふたりは余裕そうな顔を見せた。
そして原さんはそんなことを言っていた。
ここまで発射してからわずか13秒。
そのうち5秒がフィニッシャーの設置。
恐ろしい連携技術だな。
てかここまで目を瞑ってやりきった陶君は何物。
普通に化け物クラスで笑えない。
その後、悪魔が消えた時、
「もう消えたぜ」
と消えたことを教える原さん。
するとゆっくりと目を開けた。
「うっ...」
と目を開けた瞬間あまりの眩しさに目を手で傘を作っていた。
「そんな眩しいかw」
と何故か楽しそうな原さん。
どこに楽しさを見出しているのだろうか。
「...」
それに対しては何も言えない陶君。
何かは言うべきな気がするが...。
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一方場面は変わってここは城の秘書室。
相変わず推古さんは山積みの事務作業をしていた。
そして推古さんは事務作業が嫌いなんだろう。
指をいい速度感でトントンと叩いている。
"これをして、これをして、、、"
とこれは推古さんの思考だ。
現在1枚の紙を見つめながらそんなことを考えている。
なんともイライラしそうな思考だ。
そんな時、
コンコン
と扉を叩く音がした。
「入れ」
と本当にイライラな推古さん。
「失礼します。推古大王補佐、お茶菓子をお持ちしました」
と入ってきたのは城の従業員のようだ。
その人はお盆の上に湯のみと小さな竹串が1本置かれた豆大福が1つづつ添えられていた。
すごい、おばぁ....これ以上言ったら弔られそうだからやめておこう。
「その机の上に置いておいてくれ」
と作業机の前にあるダークオーク製のローテーブルの上に置くように指示をした。
にしてもこの推古さんって結構かっこいい声をお持ちでその人が以前までは優しく話してくれていた。
けれども今回はかなり苛立っている声になっている。
より重厚感が出て凄くいい声だなって感じだな。
まあ何の話だということだが。
「ふぅ、」
と一息付きつつリクライニングに任して背もたれにのしかかった。
"休憩にするか"
と思い立ち立ち上がりローテーブルのそばにある革製のソファーに座り込み湯のみに手を伸ばした時、
「推古さーーーーん!!!!!」
と言う声と共に推古さんの対面側にあるソファーに伊藤先生が現れた。
「...なんだ幸恵か」
と手を伸ばした状態で固まりながら言う推古さん。
「あら、下の名前で呼ぶなんてだいぶお疲れなのね笑」
と笑いながら言う伊藤先生。
「...あれを見ればわかるだろ」
と言われた伊藤先生は左を見た後に右を向くと山のように積み上がった書類が目に入った。
「あー...お疲れ様です」
とこれには敬語も入ってしまう伊藤先生。
「それはいいとして何の用だ。ノックもなくテレポートで直接来るなんて珍し...いや前もあったか」
と固まっていた体を動かして湯のみを掴み飲みながら話した。
以前もあったが伊藤先生がノックもなく直接来るのはかなり珍しい。
こういう時は大抵えげつないことがあるというのが推古さんの直感なんだろうな。
「そう、それなの!カイトくんが攫われたの!!」
とゆっくりと中の緑茶だろうか、それをすすっている時に言われた言葉が教え子が攫われたという。
そんなことをこの状況で言われたらどうなるか。
そう、
「ブーーー」
と口の中のお茶を吹き出した。
定番ネタだな。
「えほ、えっほ、カイトが攫われただと?」
と噎せながらも聞く推古さん。
「うん、、だから少しだけ手伝って!」
と手を合わせながらお願いをする伊藤先生。
「それはいいがお前の力で探知は無理なのか?」
と快く受け入れる推古さん。
あの山積みの書類は大丈夫なのだろうか。
「流石に無理だわね...」
と少し申し訳なさそうに言う伊藤先生。
「そうか。お前のアビリティは超絶便利だからそれくらい余裕だと思ってたな」
と意外そうな推古さん。
確かにあの人のアビリティは異常なまでに便利だからそれくらい容易いと思ったな。
「...あなたの方が便利だと思うけど」
と伊藤先生。
推古さんもそうなんだろうか。
「私は攻撃系だから探索は強くないな」
というより2人とも探査系じゃなくて攻撃系のアビリティなんだよな。
だから探索は下手でも仕方がないと思うが..。
どういう世界に住んでるんだこの2人。
「まあそれもそうだわね笑」
というかみつおくん攫われたというのに呑気だなこの2人。
推古さんに至っては豆大福をほとんど食べて湯のみのお茶も8割くらい飲みきっているし。
これが強者の余裕ってやつか。
「じゃなくて私とりあえず『外から俯瞰』して探すからよろしくね!」
と言うとテレポートをして消えた。
「...忙しないやつだな」
と半分呆れながらも最後の豆大福を頬張り、お茶も飲み干した。
"とりあえず状況を見るとするか"
と考えながら立ち上がり扉の外を出ようとした時、
コンコン
とまたノックが聞こえた。
"今日はやけに多いな"
と思いつつ、
「入れ」
と入室許可を与えた。
一方ノックをした人は何も言わずに開けた。
そして目の前にいたのは見たことの無い大男だった。
「貴様は誰だ?部外者は立ち入り禁止だが?」
と喧嘩腰に聞く推古さん。
すると大男は人差し指と中指を揃えて手を真上に高々と掲げ、
「今イフリートの名のもとに神魔法を告げる」
と言った瞬間推古さんは近づき、
「この部屋ではやめてもらおうか【 +-零】」
といいイフリートと名乗る大男を殴り飛ばしたが、
「『空間系統神魔法【私有地】』」
と神魔法が実行されてしまった。
実行されると周りが炎に囲まれた焦土のような場所になった。
「はぁ、これだから上位の『大臣』は嫌いだ」
52話 集中力 fin.
次回
「へえ。そんなかっこいい2つ名を持っていて見た目がライオンに翼を付けただけって、名前が泣いて見えるわね笑笑」
と何故か煽る伊藤先生。
というかこんな状況でも体裁を崩さない伊藤先生すごいな。
「ほぉ?( *´˘`*ꐦ)言ってくれるじゃないか?」
8月10日投稿予定
お楽しみに!




