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プレオープンの招待

「菓子は、ジュピターのシフォンケーキ、ミルフィーユ、ガル大福、あんまん、ネレボロのゼリー、白玉あんみつ、スコーンとペリルのジャム、ミルクレープ、モンブランのタルト、ヨーデルパフェ」


「良いわ。商品説明をお願い」


「ジュピターのシフォンケーキは、ジュピターの香りがふわりと香る、優しい口当たりのシフォンケーキです。生クリームやペリルのジャムと一緒にお楽しみ下さい」


 そんな感じで、あと9種類の商品説明を終わらせた。


「お疲れ様でした。今日はここまでね」


「うん、お疲れ様でした。素敵な献立にしておくれよ」


「わかっているわ」


「じゃあ、リーズヘッグを呼んで来るね。俺は部屋に戻るから、どうぞごゆっくり」


 俺は2階に上がり、リーズヘッグを呼んだ。


「リーズヘッグ、終わったよ。1階でカトリーヌが待っているから、行ってあげてくれ」


「わかった。お疲れ様、キョウスケ。ゆっくり休んでくれ」


 リーズヘッグは1階へ降りていき、俺は自室へ戻った。

 店の改築は、大がかりだ。

 11月に入ったら、忙しくなりだろう。

 その前に、一休みだな。

 俺はベッドに寝転がり、ひとときの休息を取るのだった。




 10月8日から10月13日は、平穏に営業する事が出来た。

 露店も全て売り切っており、順調である。

 ダビとルルイエ、リリアと仲間達、アーロン率いる第一騎士団の騎士達や、リオン率いる第二騎士団の騎士達、ローガン率いる第三騎士団の騎士達などの常連も、食べに来てくれた。


 店の改築は、概ね好意的に受け入れられた。


「しかし、11月は俺達、何を食えば良いんだろうな?」


「塩辛いサフア巻きでも食うしかないだろうさ!」


「店がでかくなったら、並ばずに来店出来るんだろうな。ゆっくり待つとするさ」


 常連はそんな風に言っていた。

 俺はダビとルルイエに、改築の話をした。


「へえ、良いと思うぜ! 行列が凄くて、店にお客が溢れていたからな」


「わたしも……賛成よ……」


「それで、11月30日に、プレオープンをするんだ。良かったら、来ておくれよ」


「マリックとジェイクも連れてきて良いよな?」


「勿論、良いよ」


「絶対来る! ルルイエも良いよな?」


「ええ……。プレオープンが楽しみね……」


 ダビとルルイエは、そう言ってくれた。


 まず、第一騎士団のアーロンに声をかけた。


「店を改築するから、11月は丸々休むだってぇ? そりゃあ大事だな。どれ位の大きさになるんだよ?」


「1階に、カウンターが12席。6名がけのテーブルが20個で132名。2階は12人がけのテーブルの個室が10個で120名。合わせて252名入るようになります」


「勿論俺達は個室に案内して貰えるんだろうなぁ?」


「ええ。空いているときは、ご案内出来ます。個室はテーブル料が、青銅貨5枚かかります。ご了承下さい」


「わかった。開店したら、また来てやるよ」


「ありがとうございます。実はプレオープンを11月30日にやるのですが、ご都合は如何でしょうか? 個室にご招待させて下さい」


「良いぜ。行ってやる。団長も誘ってみるさ。そんだけ広いなら、24名でも良いだろう?」


「ええ。二手に分かれて頂きますが、問題ありません。ご来店をお待ちしておりますね」


 アーロンはそのように言っていた。

 次は第二騎士団のリオンである。


「おお、キョウスケ。改築の話を聞いたぞ! 俺は大賛成だ! しかも2階には個室を作るそうじゃないか!」


「はい。騎士団の方々には、空いていれば2階をご利用頂きたいですね」


「それは重畳! しかも、プレオープンに招待頂けると聞いたぞ」


「はい。11月30日に、プレオープンを行います。第二騎士団の方々には、是非来て頂きたいです。24名までご対応可能です。ご都合は如何でしょうか?」


「勿論、お伺いする! では、24名で来させて頂こう! 当日が楽しみだな!」


 リオンは、そのように言っていた。

 次は、第三騎士団のローガンに、プレオープンの招待を持ち掛けた。


「勿論、招待を受けさせて頂く! 第三騎士団の24名で伺おう。キョウスケは多忙だな。年末には祝福祭も控えているし、ここが頑張り所だ」


「はい。お客様に喜んで貰えるように、力を尽くします」


 ローガンは、そのように言っていた。


 後は、カトリーヌからの提案で、洗濯女を雇うことになった。

 今までは各自で洗濯していたが、居候は20名以上増える。

 ベッドは4人部屋を作って、二段ベッドを置くそうだ。

 既存の従業員達は、責任者なので、一人部屋が貰える。

 そんなわけで、洗濯女は必須になるのだった。




 10月14日。

 休日である。

 今日は一人でゆっくり過ごした。

 たまには、こんな日があっても良い。




 10月15日から10月20日まで、平穏に営業する事が出来た。

 露店も全て売り切っており、順調である。

 ダビとルルイエ、リリアと仲間達、アーロン率いる第一騎士団の騎士達や、リオン率いる第二騎士団の騎士達、ローガン率いる第三騎士団の騎士達などの常連も、食べに来てくれた。


 店の改築の話は、だいぶ知れ渡った。

 11月30日の予定も立ち、1階が60名程度、2階が約80名を招待する事になった。

 だいぶ余裕のある人数だが、俺達にとっては初体験の人数となる。

 気を抜かずに頑張りたい。

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