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64.週刊誌記者殺人事件

「ガイシャは、トーマス青山。週刊誌『ともすれば』の記者だ。発見者は、妻の青山はるか。拳銃による銃殺だ。井関さん。」

「ホシは、これくらい間近で、拳銃を撃ったようだ。」と、井関さんは、秋野をガイシャに見立てて撃つ真似をした。


 ========== フィクションです ===========

 === 主な登場人物 ===

 眩目くらめ真吉・・・警視庁捜査一課刑事。巡査。

 大曲尚人・・・警視庁捜査一課刑事。巡査部長。

 開光かいこう蘭子・・・警視庁捜査一課課長、警部補。

 志摩敏夫・・・警視庁管理官。

 井関権蔵・・・警視庁鑑識課課長。

 秋野治夫・・・警視庁鑑識課課員。

 井関智子・・・警視庁鑑識課課員。井関の娘。

 村松みちる・・・警視庁捜査一課刑事。巡査部長。


 辻瑛人・・・捜査一課辻班班長。

 蒔俊郎・・・警視庁捜査一課課員。辻班。


 新垣舞・・・捜査四課課長。警部補。



 =================================


 午後1時。捜査一課横の大会議室。『週刊誌記者殺人事件』本部。

 昼食の後、捜査会議が始まった。

 そして、志摩管理官が説明を始めた。

「ガイシャは、トーマス青山。週刊誌『ともすれば』の記者だ。発見者は、妻の青山はるか。拳銃による銃殺だ。井関さん。」

「ホシは、これくらい間近で、拳銃を撃ったようだ。」と、井関さんは、秋野をガイシャに見立てて撃つ真似をした。

「呼んだ?」と、新垣が入ってきた。

「じゃ、後、頼むわ。」と蘭子は言った。

「えええ、初動は蘭子とこじゃない。物証出てるの?」と新垣が不平を言った。

「漫才、終ったかな?隣家では、高校生になったばかりの少年が、銃声を聞いている。拳銃だから反社、とは限らないが、まずは捜査だろうな。新垣課長。反社の動きは?」

「最近は、ヤクザ同士より、隣国のマフィアとの抗争が続いています。まあ、一応、親文集には、挨拶しときましょう。」

 そう言う新垣課長の方がヤクザっぽい。そもそも、ヤクザの『姐さん』だった人が警察官だなんて、って蘭子に言ったら、「順番が逆だよ、真吉。元々女性警察官だったが潜入捜査する内に、『一時的』に情婦になった。親分死んだから、元の職場復帰。」と言われたことがある。

「辻さん達は、ガイシャの青山のこと、徹底して調べて下さい。ヤクザと繋がっているかも知れない。妻のはるかも、『ついで』に。大曲。現場行った『ついで』に、隣家のどの場所で聞いたかも聞いてきてくれ。」

 女豹のように蘭子の目が光ったから、何か確証があるのかも。


 午後2時。靑山家、の隣の秋川家。

 大曲先輩は、隣を優先した。

「ええ、そうなんですよぉ、奥さん。上司が細かくてね。いや、息子さんを疑っている訳じゃないんです。どの方向から銃声が聞こえたか、を確認です。念の為です。」

 聞こえたのが、息子の部屋だと聞き、窓を開ける大曲先輩。

「おい、眩目。お隣行って、あの窓からバアンって叫んでみろ。」

「了解です。」

 俺は、靑山家に行き、怒鳴った。

「ばあん!!」

「判った。じゃ、そっち行くわ。すみませんねえ、奥さん。調書書く時ね、細かく書かないと叱られるんですよ。大きな声じゃ言えませんけどね、男性の上司より女性の上司の方がうるさいんですよ。あ、内緒ですよぉ。」

「大変ですねえ。お茶も出さないで。」

「いえいえ、お構いなく。あ、息子さんは、今日は?」

「WBC、見に行ってます。」

「ああ、なるほどぉ。お邪魔しました。」


 大曲先輩は、俺が開いた秋山氏のPCを起動しながら、「望遠鏡があったよ。天体望遠鏡。双眼鏡もな。」と、笑いながら言った。

 そこへ、村松が入ってきた。

「村松。ここの奥さんの匂いついたもの、回収して、これと一緒に鑑識に渡してくれ。」と、ハンカチで包んだスカーフが入ったビニール袋を渡した。

「はぁあい。」

 ここのところ、村松の活躍はめざましい。

 彼を選んだ蘭子の目は確かだった。

「あったぞ、眩目。」大曲先輩の目も光った。


 午後5時半。捜査一課横の大会議室。『週刊誌記者殺人事件』本部。

 取り調べ室から、蘭子と管理官が出てきた。

「井関さん達に調べて貰ったところ、大曲が秋川家で発見したスカーフは、青山はるかののものだった。覗きをしていた秋川少年は、はるかに『鼻毛を抜かれて』しまった。肉体関係まで持てば、言いなりになるさ。ホシは、青山はるかと、秋川理。実行犯は理だが、アリバイ作った、はるかは共同正犯。はるかは、ゴシップしか書けないトーマスに愛想が尽きていた。拳銃は、トーマスが反社から手に入れたものだった。普通さ。拳銃の音やバンって音聞いても、TVだとおもうぜ。村松。今日もお手柄だったな。」

「パンティ以外の方が良かったけどね。」と智子が茶々を入れた。

「それ言う?今?村松、泣くぞ。」と、井関が揶揄ったが、村松は何故か平気だった。


 午後7時。眩目家。

「ああ。あの台本書いたの、私だ。」

「何で?」

「秋野の反応見る為。お前も反応してたな、スケベ。」


 えええええええええ!!


 ―完―





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