表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
58/103

58.WBC観戦殺人事件

ガイシャは、信楽隼。工場作業員だ。発見者は隣家の町谷ひじり。回覧板を持って早朝、訪れたら、血を流して倒れていた。撲殺だな。119番したが、既にこときれていた。

 

 ========== フィクションです ===========

 === 主な登場人物 ===

 眩目くらめ真吉・・・警視庁捜査一課刑事。巡査。

 大曲尚人・・・警視庁捜査一課刑事。巡査部長。

 開光かいこう蘭子・・・警視庁捜査一課課長、警部補。

 志摩敏夫・・・警視庁管理官。

 井関権蔵・・・警視庁鑑識課課長。

 秋野治夫・・・警視庁鑑識課課員。

 井関智子・・・警視庁鑑識課課員。井関の娘。


 辻瑛人・・・捜査一課辻班班長。

 蒔俊郎・・・警視庁捜査一課課員。辻班。

 村松みちる・・・警視庁捜査一課刑事。巡査部長。


 新垣舞・・・捜査四課課長。警部補。


 =================================


 午後1時。捜査一課横の大会議室。『WBC観戦殺人事件』本部。

 昼食の後、捜査会議が始まった。

 そして、志摩管理官が説明を始めた。

「ガイシャは、信楽隼。工場作業員だ。発見者は隣家の町谷ひじり。回覧板を持って早朝、訪れたら、血を流して倒れていた。撲殺だな。119番したが、既にこときれていた。TVには、DVDプレーヤーに繋がったWBCの試合が流れていた。そして、捜査員が訪れたところ、町谷は、いなかった。119番の履歴から町谷のケータイにコールしても出ない。秋野くん、何が言いたい?」

「DVDの映像に映っている試合、死亡推定時刻より後です。」

「裏の事情が多そうだな。絡んでたら報せろ、蘭子。あ、これ。」

 入ってきた新垣は、そう言って資料を蘭子に渡して、消えた。


「大曲は。どう思う?」

「え?俺に振るの?撲殺なら、お隣さんでも出来るよな。現場100回・・・2回かな?」

「じゃ、行ってこい。辻さん、工場に行って、仕事ぶり、を確認して下さい。」

 今回は、村松は、四課の助っ人に行っている。それに、工場は、男子ばかりらしい。


 午後2時半。信楽家。

「独身じゃ広いな。空室もある。」

「埃から考えて、引っ越してきた様子もないですね。」

「親族は?」

「さあ。」

「変だ。インターネット環境がない。PCもない。そうか。引っ越したんだ。」

「え?」

「こざっぱりしすぎで、生活感がない。生活・・・。」

 大曲先輩は台所に走った。

 冷蔵庫は通電している。

 だが、あまり入っていない。

 俺が食器棚を確認したら、何かおかしい。


 午後3時。俺は蘭子に報告した。

「今、判っていることを言っておく。そこは、公安の隠れ家だ。」

「じゃ、信楽さんは・・・公安の?」

「そういうことだ。帰って来い。何もみつからない。組織犯罪だ。」


 午後4時。捜査一課横の大会議室。『WBC観戦殺人事件』本部。

「ガイシャは、公安課の刑事だった。隣家を見張っていたんだ。町谷を。町谷は半グレの『みたま教会』の構成員だった。公安と見抜いて、組織ぐるみで消したんだろう。」

「工場作業員は、カモフラージュだったんですね。淡々と、黙々とガラス加工工場で働いていたようです。」、と辻さんが報告した。

「WBC観戦中、って、アリバイの積りだったんですね。」と、俺は呟いた。

「がっかりは早いぞ、眩目くん。DVDから指紋が検出された。マエがあるようだ。」


 捜査は、公安と四課に引き継がれた。


 午後6時半。眩目家。

 村松に教えて貰った通り、クレープを作った。

「美味しいぞ、真吉。次の、ご馳走は・・・。」


「ゆ、夕飯の後でいいよね、蘭子。」

「ああ。まだ15時間以上ある。」


 15時間???

 ―完―







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ