表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
57/101

57.ホワイトデー殺人事件

ガイシャは、室生孝史。食品会社の営業部長だ。口に幾つものチョコが放り込まれ、窒息死した。井関さん。

 ========== フィクションです ===========

 === 主な登場人物 ===

 眩目くらめ真吉・・・警視庁捜査一課刑事。巡査。

 大曲尚人・・・警視庁捜査一課刑事。巡査部長。

 開光かいこう蘭子・・・警視庁捜査一課課長、警部補。

 志摩敏夫・・・警視庁管理官。

 井関権蔵・・・警視庁鑑識課課長。

 秋野治夫・・・警視庁鑑識課課員。

 井関智子・・・警視庁鑑識課課員。井関の娘。


 辻瑛人・・・捜査一課辻班班長。

 蒔俊郎・・・警視庁捜査一課課員。辻班。

 村松みちる・・・警視庁捜査一課刑事。巡査部長。


 新垣舞・・・捜査四課課長。警部補。


 =================================


 午後1時。捜査一課横の大会議室。『ホワイトデー殺人事件』本部。

 昼食の後、捜査会議が始まった。

 そして、志摩管理官が説明を始めた。

「ガイシャは、室生孝史。食品会社の営業部長だ。口に幾つものチョコが放り込まれ、窒息死した。井関さん。」

「手脚を結束バンドで縛られた跡があります。絶命したのを確認して、結束バンドを切って逃走したんでしょうね。現場に鋏類、結束バンドは無かった。個人的な意見ですけどねえ。このガイシャには同情出来ないな。被疑者いっぱいいそうだな。」

「今、井関さんが言ったように、怨恨もたれることをしているガイシャだ。バレンタインデーのお返し、を禁止した。今年から。バレンタインデーで貰うのはOKだと。」

「大抵は、バレンタインデーの贈り物自体を禁止しますけどね、お返しがイヤな点は同じだが、これは我が儘過ぎる。バレンタインデーもホワイトデーも根拠ないのは事実だが、これは酷い。」と大曲先輩は言った。

「状況証拠的には、な。村松、こういうの何て言うんだっけ?」

「はい、せんぱぁい。『予断は禁物』でぇす。」

 それもそうだ。

「村松。辻さん達と一緒に行って、女子社員の評判聞いてこい。」

「はぁあい。」


 午後2時。自動車中。

「眩目、何くすくす笑っている。」

「村松は、蘭子の言うこと、素直に聞くなあ、と思って。」

「あれ?お前、知らなかった?アイツ、クビになるとこだったんだぞ、所轄時代。回りからイジメられて。だから、事件にイジメが絡むと必死になるんだ。蘭子はな、『使い道は幾らでもある。脳軟化症には判らない』って言って引っ張ってきたんだ。時々、囮捜査にも行くだろ?本領発揮さ。」

「ふうん、そうなんですかあ。確かに面白い所もあるし・・・あ。演技ですか?」

「多分な。蘭子には、恩義感じているのさ。」


 午後3時。室生家。

 立ち番の警察官に挨拶して、室生の書斎を大曲先輩が、俺はその他を調べた。

「先輩、ありました!!」

 思わず俺は声を上げた。

 室生家には、冷蔵庫が3つあって、3つ目は通電していなかった。

 どうやら『冷暗庫』に使っているようだ。写真愛好家は、そういった場所にフイルムを収納する場合がある。

「マイクロSDか。でかした、眩目。PCに保存しているデータは、何かおかしいんだ。秋野に調べて貰おう。」


 午後5時。捜査一課横の大会議室。『ホワイトデー殺人事件』本部。

 取り調べ室から、管理官と蘭子が出てきた。

 新垣が出てきて、外に消えた。

「ガイシャは、反社と繋がっていた。そして、ホシもだ。ホシは、村松が怪しいと言った、三村睦子。三村は、ガイシャが「お返し禁止」を言ったのを、状況証拠に利用した。本当は、『変だ似る』をめぐる仲間割れだった。今、舞達がガサイレに向かった。まあ、ウチは2倍返しや3倍返しに文句言う人間はいないけどな。」

 蘭子の言葉に、男子は、皆下を向いた。


 午後7時。眩目家。

 今夜は、麻婆豆腐だ。

「腕挙げたな、真吉。次は・・・。」

 蘭子は舌なめずりをした。


 やっぱり恐い奥さんだ。


 ―完―






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ