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【2人だけ】ゆい
「…びーっくりすね。」
ソファに身を預ける。そのままぐらっときて目を閉じた。ソファは"解体"されていた。
「…すんませ。」
ラオメが漸くおれを見る。否、顔を向けると言うべきだろう。空のような天色の双眸はおれを捉えてはいなかった。アリスブルーのツインテールが台風の中のブランコみたいにブンブン回る。
「ど」
おれはバラバラになった元ソファに埋もれたまま次の音を待ったが、ラオメの口は中々動かなかった。
「しよ。」
やっと続いた2音。暫く考えて、どうしよう?という一文として理解する。ねー本当に。
「どーしましょーね…。」
途端、空が嵐に見舞われたらしく、ラオメは声を上げて蹲った。テッシュの箱を片手に立ち上がるが、暴れる髪が凶器と化して全然近付けなかった。
そう言えば、光羅謝は平気でラオメの髪に殴られていたな。
殴られる度にラオメの方を心配して、大丈夫かと訊かれれば、別に平気ィ、と柔らかに口角を持ち上げるその様子が、まざまざと脳裏に蘇って_
「ほんとー、どうしよーね…。」
がたんっと音を立ててテーブルが崩れた。"解体"してしまったようだった。
2日後、おれとラオメに狩り申請書が届いた。光羅謝を得た狩り隊は、ステップを次に進める気なのだろう。
おれ達は全然、進めないのに。




