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キラボシダイアリ  作者: ランス
月の涙
8/66

月の涙 #6

「ここで、私たちと一緒に、暮らしてくれませんか…?」


え…?

それは…どういうこと?

あのシェアハウスに戻らず、ここで暮らす…?

それって…

「オリヴィアさん…?」

俯いて、オリヴィアはその口から言葉を紡ぐ。

今まで、溜め込んでいたものを吐き出すかの方に。

その姿は、あまりにも…

「私…実は、あなたたちの説得を任されているんです。ここで…暮らせるよう、平和的に説得をって……でも、」

辛そうだった。

オリヴィアが顔を上げる。

その顔の瞳からは、涙が零れ落ちていた。


「私…ここで、孤立しているんです。

ルビアさんは、近寄りがたい方ですし…スピアさんは国王様に直接使えているので…あまり話す機会がなく…」


僕は蚊帳の外だったが…口を挟む。

「ルビアさん…に、スピアさん?」

「……ルビアさんは、ルビーの宝石精霊で、女性です。スピアさんはスピネルの宝石精霊で男性です。」


「お願いです…!私、友達が欲しいんです…!だから、どうか…」


「…いいですよ。」


そう言って、クリミアは微笑む。


「ここで、私と一緒に暮らしましょう。」


そう言って、クリミアは目を伏せて笑った。

「そんな、え、クリミア…!?本当に…?!」

そんな…それって!

煌星荘に戻らず、ここで暮らす。

それは、あの四人が知ったら…

いや、そうじゃない。

その決断は…果たして、正解か?

ここの人間は、信用に値するのか?

クリミアは、「また」その道を選ぶのか?

クリミアは、それで幸せになれる…?


僕は…どうしよう…


「ペアさんは、どうしますか?」


僕は大きな決断を迫られていた。

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