月の涙 #5
「よし、降りてこられた…!」
…というわけで、私たちは無事に地上に降り立った。
「うーん…これからどうしようか?俺ら宛とかないけど…」
ベルーはそう言って考え込む。
そう、宛がない!
4人を探すにしても、どこに連れていかれるのか、わからない…!
「ひとまず、ここから離れないと…!追手が来てしまう!」
ラピスがそう言った。
「宛…宛てかぁ…でもなぁ…」
…ホープが何やら考えているが…
私たちは、森の奥へ逃げ込んだ。
ちら、と木の隙間から見えたのは…大きな高級車だった。
大きな高級車が、煌星荘の前に止められていた。
「ここまでくれば、安全かな…?」
皆、ぜえぜえと息を切らしている。
あの煌星荘から全力ダッシュでここまで来たのだ。
さて…
と、辺りを見渡したところで。
あの、高級車を見かける。
あの時見つけた、同じ高級車を。
…まずい。
まずいまずいまずいまずい!!
「赤い髪をした青年」が現れる。
……「赤い髪」。
もう、散り散りになってでも、逃げるしかない!
「っ!みんな!こっから離れ…」
青年が言う。
「ダイアモンド、ブラックダイヤモンド、ラピスラズリ、サファイア…
ちょっと、ついてきてもらいたい。」
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*ペア side
…そして。
オリヴィアは言う。
「ねえ、お願いがあるんです…
ここで、私たちと一緒に、暮らしてくれませんか…?」




