表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
キラボシダイアリ  作者: ランス
月の涙
9/66

月の涙 #7

…僕は悩んで、言葉が出せずにいた…。


…と、ちょうどその時。


「…ぐ……」「…う」

「あっ…スイ!アメストも!」

部屋の奥に眠らされていた、スイとアメストが体を起こす。

よく見ると、二人は特に傷が酷い。

けれど、その傷一つ一つに、治療が施されていた。

「うーん…あっ!ペアちゃん!だ、大丈夫…?」

そうスイが僕に声をかける。

「え、もう平気だけど…二人は大丈夫…?」

「……ぶっちゃけ痛い!」

アメストがそう話す。そりゃあそうだ。


「ねえねえ、この人誰?」

「あ…誰だろう?アメストの知り合い?」

「誰かわかんないって言ってるじゃん??」

二人はオリヴィアのことについて話している。

そうだ、説明しないと…


「えー!?やだやだ人間と一緒に暮らすなんて無理!!」

「人間と暮らす…か。考えものだね…うーん、まだ決めれないな…」

現在意見が割れております。

クリミアは「一緒に暮らす」。アメストは「絶対に嫌だ」。

スイは「決められない」。そして僕も「決められない」。


「ねえ、クリミアちゃん」

スイがクリミアにそう話しかける。オリヴィアと話していたクリミアは振り返る。

「どうかされましたか…?」

「クリミアちゃんは、それで大丈夫…?人間を信じられる?」

「あ…私が“今”信じているのは、人間ではなく、オリヴィアさんです。そして、オリヴィアさんが人間を信じていらっしゃるなら、私も、人間を信じます。」

…というのが今のクリミアの考えらしい…クリミアらしい考えだ。


さて、アメストだ。

「…アメスト」

「うん?ペアちゃんどうかした?」

「いや…住みたくないと言っても、ここから出る方法、今んとこ見つからないんだよね…」

「…あっ!そうじゃん!?え、強制人間生活…?それは嫌だよ…!あーでもなんとかできないのか…うーん…」

そう、「暮らしたくない」と言っても、それができるかどうかは分からない…!

僕たちは今現在窮地に立っています。さて、どうしたものか…

「っていうか、ここにいない4人は?捕まってない?」

ここにいない4人。ラピス、スフィア、ホープ、ベルー…。

アメストのその言葉に、オリヴィアが顔を上げる。


「…ここにいない、4人…?まだ4人いるんですか…?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ