深淵の瑠璃 #3
…………。
現在、ロベルト国。
あの軌跡荘にいる。
「どうにか全員集まったわね……」
全員に連絡を取って、集めたのはルビアさん。
一度情報共有をすることになった。
▼日記の件。
▼戦争の件。
▼トパーズの件。
▼オリヴィアの宝石の件。
▼ラピスの件。
これらの情報共有をした。
「で、これで戦争って終わるのかな…?」
と、ルビアさんに尋ねた。
「……そうね、多分終わらないでしょう。」
「え?」
「だって、トパーズが死んだとはいえ、その…東雲とか、他のところも、宝石精霊探しを続けてるわけだから……」
「……ああ。ちなみに、この戦争に関わっていておかしくないのだと…?」
「まあ東雲機関がとりあえず関わっていて…。あと場合によってはロベルトも直接関わるかもしれないわ。えーっとそれから周辺国…とか、海の向こうの国とかね。」
なんてアバウトなんだ。
くっそ。
「……だから…オールトとか……マーキュリー、プルーティノ帝国とかかしら。」
………。
なんだろう、聞いたことのない国ばかりだけれど………。
すでに厄介な予感。
「一応聞くけど、抵抗はするかしら?」
「いやするよ!しないと拘束されるよ!」
「当然ね……となると、まあ少し作戦を練りましょうか。とりあえずは安全だし。」
「え、ここって安全…?」
「ロベルト国の国有の建物よ。使ってるのは私だけど。」
「ここもともと僕の建物なんですが」別の誰かと話していたスピアがツッコミを入れてきた。
「だから一応セキュリティもあるし…というか、なんならロベルトの軍を使うとか…」
「ちょっと待ってください勝手に凄い話進めないでください?」
スピアさんがやはり反応した。
「なによ。」
「いやあの、軍とか動かせないですから!」
「じゃああいつらは?えーとあの…暗殺者とかメイドとか…」
「え、うーん………動いてくれるかもしれませんが…!」
……。
誰もラピスちゃんの話を出さない。
向こう側の話もさりげなく聞いていたが。
みんな、ラピスちゃんの死を受け入れている。
僕だけだ、受け入れられてないのは。
「………割り切って、とりあえずは自分のことを考えるしか、ないのかな…」
弱音は吐かない。
彼女が死んだ以上、僕らは立ち止まっている暇はない…。
………。




