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異世界召喚されてあいつが勇者で俺が魔王で  作者: 門蛇
黒猫獣人のミーニャ編
38/41

黒の黒い何か

遅れましたごめんなさい

四方八方から毒が塗られた矢が飛んで来る、黒はそれをミーニャに毒矢が当たる事が無い様にそ拳でそれ墜してていく


「ふっ!はっ!」


「........」


黒が毒矢を墜している時、ミーニャは地面に膝を付き目を瞑っていたそれは毒矢が当たらない様に体を小さくしている事で黒が毒矢から守り易くする為でもありそしてゴブリンメイジを探す事に集中する為でもあった、ミーニャのその顔には焦っているのか汗を掻いていた


(此処まで集中して更にスキルも使っているのに見つからないニャ、一体何故ニャ、まさか自分に幻覚魔法を掛けてるのかニャ、もしそうだとしたらそれは厄介ニャね頼むニャよクロそれまでニャアを守ってくれニャ)


ミーニャは内心で今自分を信じて守っている臨時のパーティーメンバー黒にそう願いながらゴブリンメイジを見つけ出す為に更に集中する



ミーニャが黒を信じて更に集中状態になっている時黒は、ミーニャを周りから来る毒矢からミーニャを守り続けていた


「はぁっ!」


(ちっ!今の何本目の毒矢だ、いっその今毒矢の雨が止んでいる内に森の中にいるゴブリン共を探し出して一匹ずつやってやろうか、はぁーなんて落ち着け俺!そんな事をやればミーニャは毒矢で打たれる、それに何処かも知らない複雑な森の中で毒矢と魔法を打ってくるゴブリン共を探すなんて自殺行為だ!ミーニャが司令塔(ゴブリンメイジ)を見つけ出すまで耐えるしかないか!頼むぜミーニャ)


黒は再開した毒矢の雨をミーニャを守りながら叩き落として行く




ゴブリンメイジそれはゴブリンの中でも変異種と呼ばれる者だ、ごく稀に産まれる事があり魔力を産まれながら持っている存在、魔法を使えるせいか普通のゴブリンより知能が高くゴブリンの司令塔的存在だ、そして彼、今黒とミーニャを襲っているゴブリンメイジはあの二人の人間を追い詰めようとホブゴブリン達に命令を出していた


「ギ!ギギ!」


『ギ!』



彼はホブゴブリン達に二人の人間を囲み毒矢を撃ち追い詰めろと命令するホブゴブリンはそれに従う


「ギ!ギ!ギ!ギ!ギ!ギ!」


ゴブリンメイジは笑っていたこれで、やれると、たとえ毒矢で殺せなくても自分の魔法で殺されると彼は思い出していた自分が産まれた時の事を、彼は産まれた時から自分が普通のゴブリン達と違う事を自覚していた、自分は彼とは違う何もかも力が弱い体格も普通より小さいだが自分は彼等より賢いそれだけが自覚出来た、彼はある日外に狩に出掛けていた他のゴブリン達と一緒にその日は彼にとって転機であった。


「ギ、ギギギ」


ゴブリン達が狩に出掛けていたらそこに人間が現れた、武器を持った人間三人が


「おっ!ゴブリンはっけーん!」


一人は剣を持っていた男の人間


「さっさと終わらせるぞ!」


一人は鎧と大きな盾を持った男の人間


「そうよ!早く終わらせて帰りましょう」


一人は紫色のローブを着て杖を持った女の人間


その三人はゴブリンを見つけるといきなり襲い掛かった瞬く間に彼以外のゴブリンはやられていく彼は森の中で隠れそしてその光景を見ていたそして一番目を引いたのが女の人間だったあの人間は杖から炎の球を出しゴブリンを殺していた


「ファイヤーボール」


「ギィィィィ!」


あの人間を常に見続けるそして彼は本能的に自分にも出来ると気付き始める、そこから彼は長い長い年月を過ごしいつしかゴブリンメイジとなっていた、ゴブリンメイジとなった彼はその頭脳で、ゴブリン集団を率いていきそして部下のゴブリン達を使い人間を襲い襲い襲い続け部下達の装備は潤沢になり部下のゴブリンはホブゴブリンへと進化していた、そしてそんな時彼は見た二人の男の人間と女の人間がコボルドと戦っていた所を


「ギギ!」


彼は今回の標的を彼等に向けた、彼等は彼の罠にまんまと引っかかり今や彼の術中だ女の人間は膝を地面付き後一人の男の人間一人だけだ彼は勝利を確信して笑い声を出す


「ギ!ギ!ギ!ギ!ギ!ギ!」




「はぁー、はぁー、はぁー」


黒はもう既に百発以上の毒矢を墜していた


(魔力はまだある、体力も、だが精神面では少し辛くなってきてるな、くっ!まだあるのか)


また、毒矢の雨が降る、黒はそれをミーニャに当たらない様にまた全てを墜とす


「ふっ!はっ!はぁっ!」


墜とす、墜とす、墜とす、墜して続け毒矢の雨は終わる......かに見えたたった一矢が黒に向けて放たれる黒は一瞬疑問に思ったが直ぐに疑問を振り払いそして毒矢を墜とそうとして拳を放つだがそれは空振る


「なっ!まさか!幻覚魔法!何処に!」


黒は振り返るとそこには自分の後ろ完全なる死角から放たれた毒矢


(間に合わない!)


黒はそう思った瞬間、奥歯を噛み締めそして身体強化を限界ギリギリまで強化率を上げる、周りから見れば黒は瞬間移動して見えただろうそれ程のスピードで黒は毒矢の前まで移動するがそれは墜とされる事なくミーニャの背中に刺さる


「ニャ!」


「な!ミーニャ!」


倒れようとしているミーニャを抱きしめ毒矢を抜き取る


「うっ、うぅ」


「顔色がどんどん悪くなって!」


黒は青白くなっていくミーニャを抱き締めながら何かないかと考える黒


(何か!何かないか毒を消す何か!思い出せ!思い出せ!はっ!アイテムボックス!)


黒はアイテムボックスの中から毒消ポーションを取り出すとそれをミーニャに飲ませる


「ミーニャ!飲め毒消のポーションだ!」


「ゴフ!」


ミーニャは弱っているのか毒消ポーションを吐き出すミーニャ、黒はどうすべきかと悩むが答えは一つしか無いと考え、顔が蒼白になりかけているミーニャを見るそして決心を決める


「すまんミーニャ!今はもうこれしかない!」


黒は毒消ポーションを口に含むとミーニャの口の中に移した、毒消ポーションが効いたのかすぐに顔色が戻っていくミーニャついでに矢の傷も治っていく


「っ!」


ミーニャは気が付きそして驚き腕で黒を跳ね除けようとするが毒のせいで力が入らず抵抗出来ずにそのまま口移しを黙って受け入れていた、全てを飲むと黒はミーニャの口から自分の口を離す、ミーニャから出てきた第一声は罵倒だった


「な!何してるニャクロ、乙女のファーストキスを!」


「仕方ないだろ毒を消す為のポーションを飲ませようとしても吐き出すんだから!それにあれは人命救助だファーストキスには入らないと思うぞ!」


「そう言う問題じゃないニャ!」


「まぁ、待て今はゴブリンだろ!」


黒は怒り心頭のミーニャに今迫っている危機をミーニャに伝え誤魔化そうとする黒にミーニャは確かにと渋々だが納得した


「後で色々言わせてもらうからニャクロ」


「分かった、分かった」


後で色々言われる事に変わりは無いのか、と黒はミーニャを見ながら苦笑した、そんな平和な時間は束の間またミーニャに一矢の毒矢が飛んできた


「はっ!」


またも幻覚魔法で拳を振るうと毒矢は消えるが黒はそれに瞬時に気付き直ぐに現れた本命の毒矢を叩き墜とす


「もう!その手に引っかかるかよ!」


黒のその目は憤怒に燃えていた、歯をギリッと噛み締め、強く拳を握りしめる


(俺が不甲斐ないばかりにミーニャを死なせ掛けた、俺は!俺は!また繰り返すのか!許さない!許してたまるか!)


「ミーニャ!ゴブリンメイジは何処だ!」


ミーニャはそんな黒を見て怪訝に思ったが今は戦闘中と頭を振り黒に言われた通りゴブリンメイジの場所を教える


「毒矢が刺さる前にもう見つけてたニャ、案内するニャ着いてくるニャよ、クロ」


「ああ」


黒は先程とは違う声の低さで答えるミーニャはその事に気付かずそのまま先行する黒はそれに着いていくゴブリンメイジの元へ



ゴブリンメイジは勝利を確信していた、毒矢に自分の幻覚魔法であの男の人間の守っていた女の人間を毒矢を刺さらせた


「ギ!ギ!ギ!ギ!ギ!」


笑いが止まらない、彼は後あの男の人間だけだ、と彼はあの黒い人間だけは自分の最大の魔法でやらなければ倒せないと思い魔法の詠唱をしようとするが、黒い人間は驚く事に毒に侵された女の人間を助けた、まずい!と彼は思ったがもう一度毒矢と自分の幻覚魔法を組み合わせた物ならばまたやれるとそう確信しボブゴブリンに命令するだが彼の予想は大きく覆される


「ギ!」


何!彼は驚くだが次の瞬間彼はまた驚く事になる何故なら奴等は此方に向かって来ている不味い!不味い!不味い!彼は恐怖するこの感情はあの時以来だ初めて人間に襲われた時以来彼は今は逃げる時だ、あの時の様にとそう自分の言い訳しながらその場から立ち去ろうとするが手遅れだった


「何処にいくつもりだ、ゴブリンメイジ」


その声は、重く、苦しく、冷たかった、ゴブリンメイジは後ろを振り向く事が出来なかった


「おい、何か言ったらどうだ、まぁお前ら何言ってるのか俺には分からないが」


ふざけている様に見えて、後ろの人間の声は更に重さ、苦しさ、冷たさが、増していく、そしてコツコツと近づいてくるのが分かった


「ああ、ミーニャは今ボブゴブリンの討伐に行って貰ってる、なんせミーニャの前でお前をグチャグチャにするのは忍びないからな」


「!」


ゴブリンメイジはその言葉に震えが止まらなかった


「ヘェ〜モンスターでも恐怖で震える事があるんだな」


近づいて来る、恐怖が、ゴブリンメイジの全本能が逃げろと警鐘を鳴らしている


「なぁ、お前魔法が使えるんだろだったらその魔法でもなんでも使って掛かってこいよ、じゃないと張り合いがないだろ」


ゴブリンメイジは覚悟を決めて走り出すそして振り返り先程から溜めていた魔法を放つ、その魔法は大きな炎の球、それは中位魔法、《フレイム・キャノン》と言う魔法だった


「..........」


その魔法は黒が無言で掌を前にだし黒が放つ黒い何かに飲み込まれ一瞬にして消滅した


「ギ!」


ゴブリンメイジは後悔したそれは色々だ魔法を放った事、走り出した事、そして一番の後悔は振り返り後ろにいた人間を見た事、あの人間の目を口を、その目は憎しみ、怒り、殺意、そんな色々な黒い感情を込めた目だった、そしてその口は笑っていた、それはゴブリンメイジを嘲笑う様に、愉悦を感じている様に、殺せて喜んでいる様に、そんな黒い喜びの感情が篭っていた、故に後悔したそれを見たゴブリンメイジは後悔果て最後に聞いた


「簡単には死なせない、お前がどれだけ後悔してもしたりないようにじっくりと嬲り殺しにしてやるよ!ハッハッハッハッハッ!」


それはあの色葉黒とは思えない様な残虐で非道なまさに魔王の様な黒い黒い何かだった

次回予告、今回は私ヘリオス・ベルナートだ

あれは本当に色葉黒なのか!あんな者が色葉黒ではない全く別の何かだ、そんな物に負けるな色葉黒

次回も楽しみにしておくんだ



誤字、脱字、何か感想がありましたらよろしくお願いします

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