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異世界召喚されてあいつが勇者で俺が魔王で  作者: 門蛇
黒猫獣人のミーニャ編
37/41

罠に掛かった二人

やっと出来た、僕は眠気に勝ちましたよ!( ̄^ ̄)ゞ

ホブゴブリン、それはゴブリンが成長した存在ゴブリンの上位種である、ホブゴブリンとなったゴブリンは通常のゴブリンより知恵、知識を得ている、それだけではなく戦闘技術もまた成長している、更に奴等が最も厄介なのは集団戦である、一人一人は弱くともその物量による戦闘は上級、金の星一の冒険者でも死んでしまうレベルだ、故にホブゴブリンなどのゴブリン種を相手にする時決して一人では戦わない事、それがゴブリン種と戦う時気を付けなければならない事である。


モンスター種別記録本第一巻二ページ目より


と、黒は森の中を歩きながらトライファストにいた時読んでいた本を思い出しながら言葉に出していた


「確か、こんな感じだったか?」


「凄いニャね、黒今黒が言った本ニャアも読んだニャけど、要点しか覚えてないニャよ」


ミーニャは少しだけ黒に驚きの表情をしていた、黒はそんなミーニャを見ながら微笑する


「別に、知識をつける事は悪い事じゃ無いし、自分が生きる為に知識は必要だ!って親父が言ってたしな」


そんな事を平気顔で言う黒の事を見ながらミーニャは呆れ顔で溜息を吐く


「はぁ〜、あの本の一ページを覚えてるなんて凄いニャよ、あの本かニャり有用な情報が載ってあるニャけど、殆ど文字しか書いてニャいし、あの分厚さニャ、更にはそれが三巻もあるニャ、だから殆どの冒険者達が全てを読むのを匙を投げてるニャよ」


「ふーん、まぁ全部覚えるのは苦労したが、いずれは自分の命が助かるそう考えれば別に苦でもなんでもなかったな」


「確かにそうニャけど、冒険者と言うのはニャ、殆どの冒険者が行き当たりニャよ」


「行き当たりばったり......か」


そんな事を呟きながら黒はその足を止めて上を見上げるそして思うこの世界住人の命の価値を


(やっぱり違うなこの世界と元の世界のは、命の価値って奴がどうもこの世界は軽い、俺はそれがどうしても許せない、でもこの世界住人じゃない俺がこの世界の住人に何かを言う資格は無い、俺はどうしたらいいと思う?親父)


今は会う事が出来ない自分の人生の在り方を決めてくれた父親に天を見上げながら黒はそう思っていた


「どうしたニャ、クロそんな所で上を見上げながら、そんな所に突っ立てたらモンスターに襲われるニャよ」


ミーニャに突然声を掛けられ直ぐに反応する事が出来なかった黒は少しだけ遅れながら謝り返事をする


「あ、ああ、すまん、すまん、今行く」


そんな黒にミーニャは首を傾げる


「どうしたニャクロ?何か考え事ニャか?」


「まぁ、そんなとこだ.....よし!さっさっと行くぞ!」


今は、討伐依頼を先にこなして宿で色々と考えれば良いと先程思った事を頭の隅に置き何事を無かった様に笑い走り出す黒


「まっ!またニャ!ニャアが先頭ニャよ、まつニャクロー」


そんな黒を慌てて追いかけるミーニャであった




「もう、何やってるニャか!クロは、ニャが先頭じゃ無いと何処にモンスターがいるか分からニャいくせに!」


ミーニャは怒っていた、そして黒は正座をしながらミーニャに謝っていた


「すまん、本当にすまんミーニャ、早く討伐依頼を終わらせた方が良いと思ってよ、だからこの通り!て言うかそもそも此処ばかりに留まっていたらモンスターが襲って来るかもだし、そろそろ...

な!」


黒は必死に弁解をする、ミーニャは黒の事をジト目で睨み付けながらジーと黒を見つめる、暫くするとミーニャは溜息を大きく吐きそして黒に聞く


「クロ、次から気を付けるニャか?」


ミーニャにそう聞かれ黒は直ぐに首を縦に振る


「ああ!気を付けるミーニャ!」


黒は曇りなき瞳で真っ直ぐミーニャを見る、その目を見てミーニャは少しだけ胡散臭くなったがそれでも本気で言っている事に変わりは無さそうなので許すミーニャ


「分かったニャ、次から気を付けるニャよクロ」


「おう!」


そう言うと黒は瞬時に正座から立ち上がる


「よっと!ん?どした?み.....っ」


ミーニャは今目を瞑っていた、そしてその猫耳を動かしていた黒はこれが集中しているのだと直ぐに気付くと口を閉じる


「........」


ミーニャは目を瞑りながら集中していて黒はそれを邪魔しないと、口を閉じていた、そこにある音は森の中を巡る風の音だけだった



数十分後、遂にミーニャは目を開ける


「っ!いたニャ!」


「何処だ!」


「こっちニャ、付いて来るニャ!」


「分かった!」


ミーニャは駆け出すと同時に黒は身体強化を発動して一緒に駆け出す、木と木を避けながら黒はミーニャの後ろに付いていく、するとミーニャが少しだけ振り向き黒に少しだけ大きな声で忠告する


「もうすぐ着くニャ、クロ、だから直ぐに止まれる様に、速度を落とすニャよクロ!」


「分かった!」


黒も走っているミーニャに聴こえる様に大声で返事をする、ミーニャは速度を下げると黒も速度を下げる、そしてミーニャは止まるそれに連れられて黒も止まる


(クロ、見るニャあれがホブゴブリンニャ、今回は三匹いるニャよ)


ミーニャは止まると同時に気配を直ぐに消し、木の影に隠れると小さな黒にだけ聴こえる声で言う


(あれが.....ホブゴブリン...か)


黒もまたミーニャと同じ様に止まると同時に気配を消し、木の影に隠れるそしてミーニャに促される様に顔を覗かせてみるとそこに居たのは普通ゴブリンより背が伸びて小学高学年まで背が伸びていて、そして武器や防具は何処かの冒険者から奪ったであろう物であった、それを見た黒は自然に拳に力が籠る、直ぐに飛び出したかったがミーニャに声を掛けられる


(クロ、今回は二人一緒に行くニャよ、連携を鍛えるのもパーティーを組んだ冒険者の在り方ニャよ)


ミーニャに声を掛けられた事で直ぐに落ち着き返事をする黒、直ぐに返事をする


(ああ、分かった!)


ミーニャに言われ戦闘態勢を取る黒、ミーニャも黒と同じく戦闘態勢を取るお互いにアイコンタクトで二人同時に飛び出しホブゴブリンを不意打ちで二匹、先に倒し残り一匹をどちらかが止めとする、それが黒とミーニャが考えた事だった


「「まずは一匹、(ニャ)」」


だが、二人の攻撃は当たる事なく素振りに終わる

何故なら、ホブゴブリンの姿が霧の如く消えたからだ


「何!?」


黒は驚き、ミーニャは直ぐに答えに辿り着く


「これは!幻覚魔法(ミラージュ)ニャ!」


「幻覚魔法!........これが!でもなんで!」


「こんな魔法、普通のホブゴブリンには無理ニャこんな魔法を使えるのはゴブリンメイジだけニャ」


「ゴブリンメイジ!」


ゴブリンメイジ、黒はそのモンスターの名を聞いて頭の中に記憶している本を思い出していた


ゴブリンメイジ、ゴブリンの中でも魔法に長けたゴブリン、ゴブリンが魔法を使い始めた頃はまだ初級魔法しか使えないだろう、だが成長するに連れてゴブリンメイジはより高位の魔法を使う事が出来る、更に魔法を覚えているのか知能も普通のゴブリン種よりもかなり高い、集団戦が得意なゴブリンに置いてゴブリンメイジはゴブリン達の司令塔としてかなり厄介な存在と言えるだろうゴブリンと戦う時にゴブリンメイジが混じっていたら直ぐに倒すべきだろう


モンスター種別記録本第一巻三ページ目より


確かに、と本の記憶を思い出して見ると厄介だ、初撃を空振りさせたミーニャと黒は背中合わせになる


「どうするミーニャ、このままだとやばいぞ」


「分かってるニャ、今は攻撃されなくても直ぐに攻撃に転じてくるニャ、まさかゴブリンメイジが居るとはかなり厄介ニャ」


「此方からは彼方が見えず、彼方からは此方が見える、本当に最悪だな....っ!」


「っ!」


黒が悪態を吐いたと同時に弓矢の攻撃が始まる、だが二人にとって弓矢での攻撃など苦では無い


「この程度の攻撃で仕留められると思っているのかねゴブリンはよ!はっ!」


「確かにニャ、これはゴブリンメイジが攻撃する為に時間稼ぎしているのが見え見えニャね!それと黒この矢に擦りでもしたらダメニャよ多分毒が塗ってあるニャよ、この矢は、ニャ!」


「やっぱり、か!」


二人は矢を避けたまに黒は己の拳でミーニャは逆手に持った二本のナイフで堕とす、黒は毒の矢を避けながらミーニャに自分の考えを伝える


「奴等の矢も無限じゃないいつかは尽きる筈その隙を突けば、いけるんじゃないか?」


「確かにニャでもこの毒矢を降り続けさせてる司令塔のゴブリンメイジをどうにかしニャいと」


「ミーニャ、なんとか見つけ出せないか?」


「集中出来れば見つけれると思うニャけど、この状況で集中出来ないニャよ!」


ミーニャは矢をナイフで落としながら、黒に言う黒もそんな事は分かっている故に黒はこう言う


「俺がお前が集中状態の間、俺が矢から守るそうすればいけるだろ?」


ミーニャはそんな事を本当で言う黒に目を見開きそして溜息を吐きながら答える


「少しの間頼んだニャよ!クロ!」


「ふっ、任せろ!」


此処からミーニャ防衛の為の黒一人の戦いが始まる

次回予告、今回は俺ガウレス・フェルドニクスだ、

いや〜ピンチだな坊主でもお前なら余裕だろ頑張れよそしてしっかりと逆転しろよ

次回も楽しみにな!


誤字、脱字、間違えている所など感想ありましたら宜しくお願いします

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