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異世界召喚されてあいつが勇者で俺が魔王で  作者: 門蛇
黒猫獣人のミーニャ編
36/41

少しの休息

黒はコボルドの死体をアイテムボックスで回収していた


「もう、クロは一体どこまでコボルドを飛ばしてるニャよ!取りに行くのめんどくさいじゃニャか!」


ミーニャはと文句を言いながら黒が遠くに飛ばしたコボルドの死体を黒が先程まで戦っていた場所まで黒と運んでいた


「すまん、すまん少しだけ勢い余ってな」


そんなミーニャに黒は苦笑しながら答えていたそして先程の戦闘について考えていた


(さっきの戦闘、やっぱり少しおかしいな、戦闘中笑うなんてやっぱり、おかしいまさかあれも魔王化の......)


「.......ロ」


黒は顎に手を当てながら魔王化の事について考えていた


(やっぱり、魔王の事について調べた方がいいかもな、もしかしたら何か取り返しの付かない事になるかもしれない)


「.....ロ!」


更に考え込んでいる黒は周りの声の聞こえない程塾考していた


(魔王の事について調べるにしても何処に行けば、その辺りも街に帰ってから図書館でも行くかそれと.....)


「クロ!!」


「うぁ!な!なんだ!」


黒は驚き声のした方向を向くと、そこには黒を睨み付けているミーニャの姿があった


「クロ!ニャアがあんなクロの名前を読んでるのに、ニャんで返事をしないニャ!」


「す、すまんミーニャ、少し考え事をしててな」


ミーニャの怒声に黒は手を合わせながらミーニャに謝る、ミーニャは仕方ないと溜息を吐く


「はぁ〜、まったくクロは戦闘の時はいいのに、なんで戦闘以外だとこうなのニャ」


そんなミーニャの言葉を聞いて黒は少しだけムッとしたがそもそも自分が悪いので何も言えなかったのだった



黒とミーニャはコボルドの死体を一箇所に集めると、黒のアイテムボックスにコボルドが持っていた装備品と一緒に仕舞う、黒は目を瞑り手を合わせる


「ん〜?」


ミーニャはそんな黒の行為に首を傾げる、ミーニャは直ぐに何故そんな行為を取るのか聞きたかったが今はやめた方が良いと思い黒の行為が終わるまで待つ事にしたミーニャ、数分後黒は目を開けて手を戻す早速ミーニャは何をしていたか黒に尋ねる


「クロ、今のはニャにをしてたニャ?」


「今の?あぁ〜、今のはまぁお祈りだよ、俺の故郷では死んだ者が無事に天国に行けます様にってな」


「まさかコボルドに?」


黒は首を横に振り


「まさか、コボルドじゃなくてその被害者に、な」


「そうニャか、でもクロこの冒険者の世界ではよくある事ニャよ、新人の冒険者が運悪く自分より強いモンスターに襲われるなんて、本当によくある事ニャ」


ミーニャのその声は少し悲しそうな声だった、そして黒は顔を上に上げて呟く様に言う


「そう...か、まぁそうだよな、でも誰にも知られず死んで行くなんて寂しいと思わないか?だからさ俺だけは顔の知らない他人でも、もう寂しくないって思う事は別に良いだろ?」


黒はミーニャの方に振り向き悲しそうな目で笑いながらミーニャを見る、ミーニャはそんな黒の目を見てられず黒を励ます言葉を掛ける


「そうニャね、でもクロそろそろ行かないと、モンスターが集まって来るかもしれないニャよ、此処を離れて別の場所に移動しニャいと」


黒はミーニャの言葉に微笑み、そうだな、とミーニャに言葉を返す、黒とミーニャはその場を離れて行く、その場に残ったのは風の音だけだった



あの場所を離れておよそ一時間、二人は既にあの場のいた時の悲しい雰囲気はなく二人ともホブゴブリンを探す為地図を見ながら歩いていた


「ん〜、こっちニャね最近あそこら辺にホブゴブリンの目撃情報があるニャ」


「ヘェ〜ミーニャなんで?そんな情報知ってんるだ?」


「ふふ〜ん、これも冒険者の在り方ニャよ、この情報はギルドから得る事が出来るニャよ、覚えておくと良いニャよ」


胸を張りながら先輩風を吹かせるミーニャに黒ははいはい、と少し素っ気無い返事をしてミーニャが黒にジト目を向ける


「何か、適当な返事をしなかったかニャ?クロ」


「イエイエ、ソンナコトハマッタクナイデスヨー」


「やっぱり、適当に返事してるニャね!クロ!」


そんな元気のいいやり取りなどをしていると、グゥゥ〜と誰かのお腹が鳴る


「ニャ、ニャアじゃないニャよ!ニャアあんな大きなお腹の音は出さないニャ」


そんな見え見えの嘘をつくミーニャに黒は微笑する


「そうか、もう昼食の時間か.....よしそろそろ昼食にするか!何処か開けた場所探そうぜミーニャ」


「そ、そうニャね、直ぐに探そうニャ!」


黒とミーニャは昼食を食べる場所を探して始める探す途中ミーニャはずっと先程の自分のお腹の音について語ったりそれで自分が自爆して赤面したりと、そんなミーニャの事は黒の胸の内に仕舞っておく事に密かに決めた黒であった



暫くして二人は丁度いい広場を見つける、早速黒はアイテムボックスから結界石を出してそれを円を描く様に置く


「よし!これでいいだろう、ミーニャそっちはどうだ?」


と反対側にいるミーニャに大声で聞くと直ぐに返事は返って来た


「こっちも大丈夫ニャよ!クロ!」


結界石を設置し終わると、黒はアイテムボックスから色々な物を出す


「えーと、椅子、机それと皿に、よし!揃ってるな飯にするぞミーニャ!」


「分かったニャ!」


二人は椅子に座り黒はアイテムボックスから昼食を出す、ミーニャをそれの匂いを嗅いで少しだけ涎がででいた


「これが、ナナさんの厨房で作ってた物ニャね、美味しいそうニャ」


そのミーニャの言葉に黒は自慢げに笑いながら料理の説明をする


「まぁな!これがグレイトボアのカツサンドだ!まずグレイトボアの肉をカツにしてパンに挟んだんだ、それと残っていたレタスなどの野菜も挟んでいる特にこのカツに掛かっているタレが味を引き立てて......」


長々と料理の説明をする黒を無視して直ぐにカツサンドにがっつくミーニャ、黒はそんなミーニャを見て少しだけ話過ぎたと反省してカツサンドを食べる


「くぅ〜!美味いな!流石俺だ」


「アム、アム、美味しいニャぁ〜」


黒は自分の料理を自画自賛しながら食べる、ミーニャは沢山あったカツサンドを食べながら耳と尻尾が垂れていたそんな幸せそうなミーニャを見て黒は作って来て良かったなと嬉しく思った、そしてまた作ってやろうと同時に思った黒であった



二人はカツサンドを食べ終わると腹を膨らませながらふぅ〜と同時に息を吐いていた


「暫く此処で休んでいこうな」


「そうニャね」


黒はそう言えばと、少し疑問に思っていた事をミーニャに聞く


「なぁ?ミーニャ」


「なにニャ?」


「お前って、ギルドで脅されてた時さあの時の三人組に黒猫って呼ばれてたけどあれってなんなんだ?」


ミーニャはその事にああ、と声に出し、それから続ける様に言葉を放つ


「あれニャ、あれは所謂二つ名ニャ」


「二つ名?」


「そう、二つ名は.....まぁ目立っていると勝手に他の冒険者が付けていく物ニャ」


黒は首を傾げてミーニャにツッコム


「お前って黒じゃなくて、どっちかってつぅと紫じゃね?」


黒がそう言うとミーニャは呆れた声で


「そんなの知らないニャよ、冒険者が勝手につけるんニャから、でも確かニャアの戦闘を見たある冒険者がその二つ名を広めたって言うのを何処かで耳にした様な気がするニャ」


「まぁ、そうかお前の戦闘なんて早すぎて殆ど残像しか見えないもんなぁ〜、他の奴の見方によってはその色は黒に見えるんだろうな、少し納得」


黒はミーニャの戦闘を見た事がある故にその冒険者は確かな間違ってはいないだろう実際身体強化は使っていなければ黒自身残像しか見えなかっただろうと内心で思っていた、内心でそんな事を思っている黒をミーニャが黒を見ながらニヤニヤしていた


「なんだよ?ニヤニヤして」


「いやぁ〜ニャ、黒もあの時目立っているからもしかしたら、もう勝手に二つ名付けられてたりしてニャ」


そのミーニャの言葉に少しだが嫌な未来が見えたのか少しだけブルリと震える黒


「それは嫌だな」


黒の言葉を、聞いてミーニャは笑い


「まぁ、これも目立つ冒険者の通る道ニャよ、クロ」


と、いじわるく言う、それから二人は雑談をし休息時間を終える、色々な物を黒のアイテムボックスに戻し軽くストレッチをする


「かなり休めたなミーニャ」


「そうニャね、よし次はホブゴブリンニャ、頑張るニャよクロ!」


「ああ!ミーニャ!」


二人は最後の討伐依頼を達成する為にホブゴブリンを探す為に歩き出すのだった

次回予告、今回はこのエイリック・トライファスト・グラントである

勇者達よ友をなくし悲しんでいるだろう、何?友は生きている、そうなのか、何?ふむふむこれはオフレコで頼むと、う、うむ分かったコホンではさらばだ頑張るのだ勇斗達よ!



誤字、脱字、こうした方が面白いなどの意見がありましたら感想などお聞かせくださいよろしくお願いします

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