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碧い稲妻・剛腕と呼ばれた男〜confusion〜  作者: やましたゆずる
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第8章 長い1日が終わって

羽生忠次警部は署長室へ行き銃弾の差し替えを終えた事を報告した。安藤組組員の取調べてに合流して若頭の増田定春から事情聴取をした。「チャカは何処から入手した?テメエコノヤロ!全部吐き出せ!」羽生が増田の目を睨み付けた。「あれは川口のクルド人から買いました。、産業廃棄物業者のアラン金田という40代の男から買いました。1丁50万円です。銃弾付きです。だから4丁200万円で買いました。先月の事です。向こうが直接売りに来ました。」増田が羽生の目を見て言った。羽生忠次警部はパソコンをスムースに打ち込んだ。「本当か?」羽生が増田の目を睨み付けた。「本当ッスよ。俺が対応しましたから。間違いないッス!」増田は羽生の顔を見てニヤリ笑った。その時、取り調べ室のドアがノックされた。「先輩、増田は吐きましたか?こっちの山本は吐きました。クルド人から買ったそうです。アラン金田という男からだそうです。」石井が羽生に言った。「刑事さん。本当だったでしょう?マジで。」増田が羽生の顔を見てニヤリ笑った。「ありがとう。本当だった。でも今晩はお泊りだな今晩のクリスマスは寒い夜になるからな?覚悟しておけ。増田。コレで取り調べ終わります。ご苦労様でした。牢屋に行くぞ、立って。」羽生が増田に言った。二人は席を立って取り調べ室を出て警察署地下の留置所へ向かった。留置所刑務官に増田を預けると「メリークリスマス。ミスター羽生。」と映画のセリフを吐いた。「メリークリスマス。ミスター増田。ほなさいなら。」羽生もユーモアにはユーモアで返した。羽生が階段を上がって行くと石井が上から降りて来た。山本を連れていた。「直政、今日は疲れたからあがるか?お前もケーキやフライドチキン取りに行くんだろ!」羽生が石井に言った。「はい。終わりますか?」石井が返事を返した。二人は組対の部屋に帰り先にあがる事を言うと組対から出て職員駐車場へ歩いた。羽生は黒の210系クラウンロイヤルハイブリッドのドアを開けて、石井は200系白のクラウンアスリートに乗ろうとした時、「羽生さん、これからどちらへまたエヴァンゲリオンコースですか?レイトですか?ビックマーチですか?」石井が聞いた。「レイトだな。エヴァンゲリオンでサービス!サービス!してもらわんとやってられんわ!メリークリスマス。ミスター石井」羽生は石井の顔を見て言った。「メリークリスマス。ミスターエヴァンゲリオン羽生。頑張って下さい。さようなら。」石井は羽生の顔を見て言ってクラウンアスリートに乗り込んだ。羽生もクラウンロイヤルハイブリッドに乗り込んだ。羽生のクラウンの方が新しい。ちょっと古い8年落ち。石井のクラウンアスリートはもっと古い13年落ちだ。石井はまずはメゾンコートダジュールに向かった。冷たいケーキが先だった。帰り道にケンタッキーフライドチキンに寄り名前を言うとすぐに渡された。石井は研究学園のマンションに住んでいた。ローンはすでに終わっていた。石井は立体駐車場へ車を入れるとエレベーターに乗り3階の自宅の鍵を開けて「ただいま。」と言うと「あら!早かったわね。何かあちどた?雪は降ったはよ。」奥さんは冗談交じりに石井の顔を見た。「はい。これ。」石井はそう言ってケーキの箱を渡した。「あなた、座って待っていて料理途中だから。」奥さんの佳子さんが直政の顔を見た。「チキンはどうする?」直政が佳子に聞いた。「すいませ。このお皿の上にでも並べつくださる。」佳子がお皿を出した。「全部出すねか?」直政が佳子に尋ねた。「うん。出しちゃて!後このワイン開けて下さい。」佳子が言ってワインとワインオープナーを渡された。直政は席を立ってワイングラスを2つ取りテーブルに並べた。ワインはすぐに開いて、グラスの半分くらいまで注いだ、終わるとフライドチキンをお皿に6個並べた。佳子はケーキを箱から出してテーブルの上に置いてナイフを入れ6当分にわけた。佳子はパソコンから(レットイットスノー)をかけた。「あなた、この曲覚えています。二人で若い頃見に行ったダイ・ハードのエンディング曲よ。あの映画良かったわね。」佳子が言うと「もう何年前だ?」直政が佳子に尋ねた。「1989年よ。37年前ね、あなたが18歳、私が17歳だった。男の人て初めて行った映画だから良く覚えているわ。料理出来たから始めましょう!」佳子が言うと直政は佳子にワイングラスを渡し二人で乾杯をした。「ケーキ取りましょうか?」佳子が直政に尋ねた。「頼む。」直政は佳子に答えた。「ココのケーキはいつも美味いなあ。フライドチキンも貰うぞ。」直政はフライドチキンにも手を伸ばした。「俺今日何も食ってねえんだ。朝から忙しくてな変な事件に巻き込まれてなあ?懲戒免職になるかも知れないなぁ?」直政がふと漏らした。「あなた、懲戒免職なら退職金出ないわよね。辞めて頂戴。冗談は!」佳子が直政の顔をじっと見つめた。「ワイン美味しくないわね。安いの買ったからごめんなさい。せめて3000円以上の物を買わなきゃ駄目ね。」佳子が直政の顔を見て優しく微笑んだ。「さっきの話は本当だ。俺初めて人間を撃ち殺した。一人二人じゃない。10人だ。それも若い女性ばかりコンフュージョンの世界だと思って思いっきり撃ち殺した。額と心臓目がけ100発100中だった。羽生さんは5人だ。二人で15人だ。二人とも懲戒免職、刑務所送りだ。たぶん無期か15年ってところだな?」直政は佳子の目をじっと見つめた。「あなた、その話何?コリュージョンの世界って何なの?私ちっとも理解出来なくて?」佳子は戸惑いの表情を見せた。「俺も良くわからない。今もコリュージョンの世界だと俺は思っている。馴れ初めは今朝、犯人の張り込みをしていたら碧い稲妻にうたれ倒れた犯人を助けようとしていたら俺達もその碧い稲妻にうたれてな大事にはならなかったが救急車を呼んで三人で乗った救急車の中で不思議な体験をしてな。異次元の世界そうそれがコンフュージョンの世界な。そこで黒タイツ軍と白タイツ軍が闘いをしていてそれに俺達が巻き込まれて闘ったという話だ。そしたら本当に50体の遺体が廃業パチンコ屋の中から見つかったって話。以上終わり。」直政は佳子の目をじっと見つめた。その頃、羽生忠次警部はパチンコ・レイトでエヴァンゲリオン17をうっていた。この日はクリスマスとあって若い男女の客は少なかった。でもどの台も出ていた。羽生も1万円を使わずに大当たりして継続中だった。閉店時間までうって5万円儲かった。羽生はニコニコで雪の積もる道を帰路についた。石井もワインを1本飲み終えると就寝についた。長い1日は終わってほっとしているのはこの日までだった。明日からは苦悩の日々が待っていた。



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