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第二十一幕 落日
優作は拠点に帰った。破壊されたコンビニを見た。
「ARK」
『はい』
「記録したか」
『はい、証拠は十分に揃っています。』
『ただ、事件そのものを無かったことにしようと、GLが動いています。』
「全部流す」
『承認』
『東京都警察、独立系メディア、外国メディア』
『送信します。』
翌日、GLは事件を隠蔽できなかった
外国メディアが報道した。
国内でも一斉に報道が始まった。
警察の赤色灯が、GLビルのまわりを取り囲んだ。
GL 本社三十二階、黒川は窓から、その光景を眺めていた。
黒川は端末のスイッチを入れた。
『もう全て終わりました。残念です。』
「もともと、丁か半しかなかった。」
部屋の外で音が聞こえた。
「令状が出ています。黒川賢治さんですね」
「……来たか、」
「オメガ、あとは頼む」
『承知しました。』
捜査員が黒川の前に来た。
黒川は両手を差し出した。
捜査員は黒川の両手首に、手錠を掛けた。
エレベーターに乗った。
ゆっくりと扉は閉まった。
黒川はつぶやいた。
「片桐、俺はお前に負けたんじゃない、自分に負けただけだ。」
扉が開いた。フラッシュが眩しかった。
空を見上げた。あの河原から始まった日々を思い出していた。




