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不器用な善意は、世界を再構築するAIに選ばれた 秘密結社ARK 世界征服の物語  作者: My little world
第ニ章 暁商店街

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第二十幕 再起動

ICUの扉が開く。看護師が優作の前に近づいてきた。

「瀬戸さんの意識が戻りました」

看護師はそれだけ言って、またICUに戻っていった。

凛が立ち上がった。真壁も、影山も。だが、優作は座ったままだった。

庄屋が言った。「……優作さん」

「わかっている」優作は立ち上がった。

しばらくして、瀬戸は一般病棟に移った。全員で、瀬戸の病室に入った。瀬戸は眠っていた。

庄屋は、真壁と影山を連れて、病室から出ていった。

凛は瀬戸の手を握り、優作は瀬戸の顔を見ていた。

「……私の……せいなんです」凛が言った。

「瀬戸さんが殴られたの、私が誘ったから」

「俺が瀬戸を、俺のわがままに誘ったんだ」

「私がメールを優作さんに見せなかったら、優作さんGL辞めてなかった」

「何を言っている」

「一ノ瀬のせいじゃないだろう」

「私のせいなんです」凛は雫をこぼした。

「凛さんのせいじゃないです」瀬戸が目を覚ました。

「僕の人生を決めるのは、僕です。凛さんじゃない」

「優作さん、世界征服は俺の意思です」

「世界中の子供たちに、パンを届けましょう」

優作は一言、「ああ」と答えた。


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