↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不器用な善意は、世界を再構築するAIに選ばれた 秘密結社ARK 世界征服の物語  作者: My little world
第ニ章 暁商店街

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
215/218

第十六章 第十五幕 慟哭

アメリカ支部。

静香はダニエルを見下ろし、ダニエルは震えながら静香を見上げていた。

「なぜ叩かれたか、わかる?」

ダニエルは答えなかった。

「一つは私のお父様の分。一つは私のお母様の分。そして最後はあなたを許せない私の分」

「わかる?あなたは、死んで終わりではないの」

ダニエルは頭を下げた。

「許されるとは思ってない。でも、じゃあどうすればいい?」

静香は刺すような視線でダニエルを見つめた。

「なら、逃げるな」

静香はそれだけ言うと、ヘリに乗り去っていった。

バリバリバリバリ。

ヘリの音が聞こえなくなるまでダニエルはへたり込んでいた。

そして……。

「う……ううう……うおおあああっ!」

ダニエルはむせび泣いた。それは痛みに苦しむ悲鳴にも、獣の唸り声にも聞こえた。

――やがてダニエルは両膝を抱えた。


どれほどの時間が過ぎたのか分からなかった。

やがて立ち上がると、ダニエルは自分のデスクに戻り、遺書を破り捨てた。

辞表だけを残し、研究所を後にした。


自宅に戻ったダニエルは、すべての資産を現金化した。もうアメリカには帰らないと決めていた。

そしてバッグ一つを手に、アフリカに向かった。

目的地は、今も内戦が続く国だった。

子供たちは、まるで道具のように使われていると聞いた。

ダニエルにはまだ自分がそこで何ができるのかは分からなかった。

ただ、安全な環境で、所長を続けるのは許されないと思った。

最も過酷で、それでも助けを求めている場所はどこか? 自分の次の居場所はどこか?

そう考えた時、自然と頭の中にアフリカが浮かんでいた。


ダニエルは子供たちのために教師になることにした。

しばらくしてダニエルはNPOに連絡を入れた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。