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不器用な善意は、世界を再構築するAIに選ばれた 秘密結社ARK 世界征服の物語  作者: My little world
第ニ章 暁商店街

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202/212

第十六章 第二幕 影再び

暁研究所。

風香が暁研究所に帰って二日目。

キッチンではARKが風香の為に朝ごはんを作っていた。

「……ありかも……でもな」

寝ぼけながらテレビをつけると、Beシリーズが大々的にニュースになっていた。

“お手柄ロボット、少年を救う”とか、“ついに人類の夢、自立型ロボットが開発された”

とか、世間ではとんでもないことになっていた。


風香はチラリとARKを見た。

(もっと凄いのが隣で朝ごはん作っているのだけど……)

「はぁー一億円……」

『まだ言っているの?大丈夫だって』

ARKはニコリと風香に微笑みかけた。

『そんなことよりこれから大変だよ』

「なにが?」

『風香がうっかりマスコミに話したことだよ』

『自立型の意思を持つロボット。前代未聞だよ』

『あと十分くらいかな』

「だからなにが?」

『すぐ分かる』

ピンポーン。ピンポーン。

暁研究所の呼び鈴が鳴った。

防犯モニターを見ると、たくさんのマスコミが暁研究所の前に集まってきていた。

風香は一瞬考えた。そしてすぐさま電話した。

「もしもし、霧島警備ですか、私の研究所の前に不審者が沢山いるんです。何とかしてください」

風香の行動はすばやかった。

『さすが風香だね』

ARKは嬉しそうだった。

しばらくすると、マスコミはまるで蜘蛛の子を散らすように消えていった。

霧島会長がどこかに電話をしてくれたようだった。

風香は、窓の外を確認した。

誰もいない。

「よし」

風香は一安心した。

だが、このニュースは当然ながらGFにも流れていた……。


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