↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不器用な善意は、世界を再構築するAIに選ばれた 秘密結社ARK 世界征服の物語  作者: My little world
第ニ章 暁商店街

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
197/222

第十五章 第七幕 あーそーぼー

鳳邸。

「テーンーちゃん。あーそーぼー」

慎吾が友達数人と鳳邸のBeシリーズに会いに来た。

鳳邸に入ると、広い庭と豪邸に子供たちは面食らった。

「すげー、でっけー」

風香は子供たちをBeシリーズのところに連れて行った。

『慎吾、来た』

テンちゃんは嬉しそうだった。

『何して遊ぶ?』

「なんでも!」

『じゃあサッカーしよう』

イチ、Be2、Be6、Be8、そしてBe9が参加した。

風香は、もう大丈夫だと思い、その場を離れた。

しかし……。

鳳邸の庭でサッカーをしていたら、執事にこっぴどく怒られた。

「ここでサッカーをするなど、とんでもないことでございます」

執事は広い中庭に子供たちを連れて行くと、ここなら遊んでもいいと言った。

「遊びに夢中になって、窓ガラスは割らないでくださいね」

執事はそう一言だけ告げると持ち場に帰って行った。

子供たちは思い切り体を使って遊んだあと、少し休憩していた。

メイドがジュースを持ってきてくれた。

慎吾と一緒に来た春樹はそれを見て興奮した。

「すっげー、毎日来たい」

メイドは少し苦笑いをした。

春樹は、遊びに参加していないBe5に目をやった。

「ゴウはどうして俺たちと遊ばない?」

『……野球してみたい』

春樹はゴウの様子を見た。

「じゃあするか」

イチが春樹に尋ねた。

『質問があるんだけど』

「何?」

『どうして僕とゴウには「ちゃん」が付かないの?』

春樹は怪訝そうに答えた。

「知らないよ、イチちゃんは言いにくいからじゃないの?」

「ゴウは勢いかな?」

イチは納得したような、しないような複雑な気持ちになった。

春樹は人差し指を立てた。

「野球する人、この指止まれ」

ゴウは動かなかった。

春樹は首を傾げた。

「なんで?」

『僕は人じゃない』

春樹は少し呆れた。

「もうね、面倒くさいよ、そのへんは適当でいいよ、友達だろ?」

『……友達。うん。友達だね』

ゴウとBe3、Be4、Be7は優しく春樹の指に自分の指を重ねた。

初めは、春樹が投げたボールを誰も取れなかった。

しかし、学習を重ねるうちに、ゴウたちは全員取れるようになった。

だが、春樹の投げたボールをBe3が打ち、そのボールが窓ガラスを割ったことで、

その日の遊びはお開きになった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。