↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不器用な善意は、世界を再構築するAIに選ばれた 秘密結社ARK 世界征服の物語  作者: My little world
第ニ章 暁商店街

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
156/174

第十一章 最終章 本当の技術者

ダニエルは研究所に戻ってきた。

オメガの端末を開くと、

まだ、YES,NO の表示が出たままだった。

とりあえず、その端末は静かに閉じて、

別の端末で、作業をすることにした。

「……大丈夫、俺はまともだ」

ダニエルは自分に言い聞かせた。

キーボードに手を乗せたが、

目を閉じて思考の海に沈んだ。

ここで、オメガを消去しようとしても、その基本モデルの性質上、

おそらくGLネットワークのどこかに逃げる。

ARKの例からも、それは分かっていた。

つまり、GLネットワークがある限り、オメガは死なないのだ。

問題なのは、GLネットワークも世界中に張り巡らされていることだった。

GLには、通常のインターネットとは切り離された独自の基幹ネットワークがある。

世界中のGL施設を結んでいるが、機密保持のため外部には開かれていない。

「……だめだ、逃げられてしまう」

ダニエルはキーボードから手を離した。

ダニエルには、開発者権限でオメガから見えない保守領域があるが、

それでも第二命令——自分の身を守る。

それを外せなかった。

下手にいじると、またとんでもないことになる。

「これはもう、命懸けなんだ」

自分ではオメガを制御できない。

もう、本当の開発者に会いに行くしかないと思った。

ベースモデルを作った人間なら、わかるかもしれない。

もう、技術者としての恥もプライドもどうでも良かった。

街で見かけた小さな赤ん坊を守れるなら、それで十分だった。

ダニエルはGLに長期休暇申請をし、その足で日本へ旅立った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。