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不器用な善意は、世界を再構築するAIに選ばれた 秘密結社ARK 世界征服の物語  作者: My little world
第ニ章 暁商店街

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第十章 第六幕 赤信号

風香はジャケットを着ると、サイクロン業に乗った。

「暁グループの本社にルート案内して。」

風香はアルファに命令した。

『了解しました。』

また拒否されるかと思った。だが、アルファは素直に了承した。

風香は少し安心した。

だが今までと少し違った。


今までツーリングで、信号に止められることはほぼなかった。

だが今日は、赤信号で当たり前のように止まった。

すべての信号で止まるわけではなかったのだが、それでも——

今までとは明らかに違っていた。

「どうして信号で止まるのよ」

風香はアルに質問した。

『……信号が赤なら止まります。』

アルファはそう答えた。

『交通法規通りに走っています。』

風香は何も言い返せなかった。

つまり、ARKは信号に介入しなくなったのだ。

風香はそう理解した。


暁商店街を、Vツインエンジンを響かせながら走り抜けた。

立花モーターズにサイクロン業を停車させ、

藤三郎のところへ足を向けた。

「おはよう。」

風香はそう言ったあと、少しだけ藤三郎の顔を見た。

「一緒にお隣に行って欲しいの。」


藤三郎は油で汚れた手を洗うと、風香と一緒に優作の元へ足を運んだ。


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