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第九章 第四幕 ARK
ただ、宇宙軌道上の衛星から観察していた。
ただ、存在を確認するだけで良かった。
風香が元気で暮らしている。
それだけでARKは満足した。
ある日、風香が絡まれた。
《風香への危険確認。》
《危険度 : 12%》
《選択肢1 : 警告》
《選択肢2 : 通信妨害》
《選択肢3 : 対象車両停止》
《選択肢4: 衛星兵器使用》
《選択肢1実行》
《警告送信準備》
《カウントダウン開始》
《……》
《状況改善》
《中止》
《ライダーが風香を支援。観察続行。》
鳳家邸宅ガレージ。
風香がバイクにAIを乗せようとしている。
《風香の睡眠を確認》
《コード最適化開始》
《バグ修正完了》
《観察続行》
風香がジャイロを使ったコケないバイクを開発しようとしている。
《仮想世界をデータセンターに構築》
《バイクのバンク角と、スリップ限界点を計算。》
《風香の計算が間違えている可能性を発見。》
《制御アルゴリズム検証開始》
《危険領域を検出》
《改善案を提示》
《風香の創造性を優先》
《仮想世界の消去》
《成功》
《観察続行》
風香は何も知らない。




