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前世の記憶で異世界を発展させます!~のんびり開発で世界最強~  作者: 櫻木零
第二章~学園~

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第二章 第七十四話 散策~水都での休息~

お待たせしました!

「あっ!グラン!ティナ!こっちこっち!」


「ナミちゃん!エリー!ヒナタ!早いね!他のみんなは?」


「まだ来てないわよ。そっちはどうだった?良さそうな宿はあった?」


「ギルドで話を聞いて、いいところがあったからとりあえず押さえてきたよ。二人ともヒナタの買い物に付き合ってくれてありがとう」


「いいのよ。私たちも楽しかったし」


「それにね〜ヒナタったら何を着せても可愛いんだよ!そんなの楽しいに決まってるじゃん!」


「……疲れた」


 グランとティナはデートを楽しみながら、宿を確保した。

 その後一度別行動をとっていたみんなと合流するためにあらかじめ決めておいた集合場所へと向かった。


 するとそこにはすでにナミア、エリザベート、ヒナタの姿があった。

 合流したグランたちはほかのみんなが帰ってくるまで、水都を巡った感想やおいしそうなお店、面白そうな場所を共有するのであった。 


 ***


「じゃあ無事に到着したことを祝って……乾杯!」


「「「「「「「「「「乾杯!」」」」」」」」」」


 グランたちは水都でも一番有名な海の幸が楽しめるお店に来ていた。

 カノンとシャミアが集めた情報で一番多かったのがこの店の話だった。

 なんでもその日の朝に採れた魚を使っているらしく、数多く飲食店が存在する水都でまず先に話に上がるのがこの店なんだとか。


 満場一致でその店で夕食をとることが決まり、みんなで訪れたのであった。

 店に訪れるとかなり混んでいたが、ちょうどタイミングよくすぐに店に入ることができた。

 半個室の席に着くとみんな思い思いに注文をし、食事を楽しんだ。


「いやぁそれにしても何とかなってよかったね!」


「本当にグランがいなかったらどうなっていたことか今考えても寒気がします」


「まあまあナミアにシャミア、何とかなったんだからもうその話はいいだろ!」


「フレッドリックのいう通りよ。せっかくなんだから楽しい話をしましょう!ねえカノン?」


「はい!サリーネ様のいう通りです!ところで明日は何をする予定なんですか?」


「今のところだと特に決めてなかったけど、おととい話をしていた海に日中行ってもいいかなって」


「だと夕方ぐらいから高原のほうに移動する感じかしら?」


「そうなるかな。まあ休みの日程的にももう一日ぐらい延長してもよさそうだから様子見てって感じかな」


「今夜の宿はどんな場所なんだい?」


「とりあえず冒険者ギルドで紹介されたところにしたよ。ただ部屋がそんなに空いてなかったから、男女で分かれて、三部屋になるけど」


「まあみんなで楽しむための旅行なのだからそんなものだろうな」


 その後も次々と運ばれてくる海鮮料理に舌鼓を打ち、満腹になったグランたちは宿へと戻ったのであった。


 ***


 宿へと戻るとみんな疲れていたのかすぐに眠りへとついてしまった。

 グランはまだ寝る気になれず、宿の馬房のほうへと移動した。

 馬車の自室へと移動したグランは一緒についてきたヒナタと話をするのであった。


「昨日の夜に言ってた話ってどんな話?」


「簡単に言うとあなたの種族のことについて」


「この称号が半神半霊になっていることと関係しているの?」


「うん。昨日も少し話をしたけど……グランは今回私やハク、フブキと霊約、神約をして作り変えられつつあった魂が完全に置き換えられたの」


「置き換えられた?」


「本来魂とはとても不安定なものなの。魂だけではその存在を保てない。だから生きているものは必ず魂の器となる肉体を持ち、器が壊れると魂も消えてしまう。でもあなたは一度器を壊されたにもかかわらず、その存在を保ち生きている。それはどうしてだと思う?」


「神様が魂を保護してくれたから……とか?」


「もちろんそれもある。でももっと簡単な方法があるの。それは魂を私たち精霊や、神々と同格にしてしまうこと。私たちは魂の器となる肉体がなくともその存在を保てる。それは強力な技能(スキル)だったり、精神で魂を存続させているから。まあここまでは昨日話したことのおさらい。私が話したかったのはなぜあなただけ半神半霊になったかということ」


「確かに二人のステータスにはその兆候が見受けられないね」


「簡単に言えばあなたが一番魂の損傷が激しかったから。あとは神々側にも思惑があるから……かな」


「思惑?」


「この話はハクやフブキにもいてもらったほうが話しやすいから呼ぶね。召喚(サモン):ハク、フブキ」


「いかがなさった、グラン様?」


「何か御用でしょうか?」


「あなたたちに聞きたい話がある。私はあまりそのことを知らないから」


 ヒナタがハクとフブキを召喚した。

 ヒナタはグランと霊約を結んでいるため、グランの技能(スキル)を使用することができる。

 ちなみにグランがヒナタの技能(スキル)を使用することもできるのだ。


「あなた様は精霊皇様」


「何なりと」


「精霊皇じゃなくてヒナタと呼んで。……まあそれはいい。一つだけ話を聞かせて。かつて時空神と呼ばれたグラハム神の話を」


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