↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

40/97

第40話:三大神獣集結! 白銀・真紅・碧海の神聖防壁

ドォォォォォォォォォンッ!!!!


 天と地を同時に揺るがす神鳴り。

 アッシュの号令と共に、それまで愛らしい姿で身を潜めていた三匹の仲間たちが、同時に神話の真の姿を完全解放したのだ!


「――クワァァァァァァァァァァッッッ!!」


 先陣を切ったのは、白銀の天狼コハク!

 体長二十メートルを超える白銀の巨躯へと膨張し、頭部の二本の神角から目も眩むような雷光を迸らせる。

 コハクが大地を踏みしめた瞬間、ウロボロス・スラッジの足元の重力が一万倍へと強制増幅された!

 ズズズズズズズッ! と、泥の巨龍の巨体が岩盤深くに縫い止められ、前進を完全に封じられる。


「――ピロロロロロロロロロロロッッッ!!」


 続いて天空を真紅の劫火で染め上げたのは、緋色の不死鳥ルビー!

 翼開長三十メートルを超える神鳥が天空を旋回し、その嘴から黄金の【神聖浄化炎(ホーリー・フレア)】を一気に投下した!

 ジュワァァァァァァァッ!!

 巨龍が放とうとしていた魔毒ブレスのエネルギーが、神聖炎の熱量によって口の中で強制気化され、爆発的な白煙となって吹き飛ぶ。


 そして――。


「――キュオオオオオオオオオオオッッッ!!」


 地底の湧水池を突き破り、天高くへと飛翔したのは、碧海の海竜サファイア!

 体長四十メートルを超える透き通るサファイアの龍神。

 サファイアが天空でトぐろを巻いた瞬間、大気中のすべての水分が凝縮され、巨龍の周囲を取り囲むように、巨大な神聖水の渦潮――【絶対神聖結界水球】が形成された!


 大地を縛る白銀の重力。

 天空を浄化する真紅の神炎。

 そしてすべてを閉じ込める碧海の清流。

 太古の三大神獣が完璧に連携し、五百メートルの泥の怪物を、完全に身動きの取れない水球の中へと幽閉したのだ!


「す……すさまじい……! これが、太古の神獣たちの力か……!」


 各国首脳たちが感涙の声を上げる。

 しかし――サファイアの苦しげなテレパシーが、アッシュの脳内へ響いた。


『アッシュ……長くは持たないわ……! この怪物の核……【澱みの神核】がある限り、どれだけ焼き払っても、どれだけ縛っても、泥は無限に再生し続ける……!』


 見れば、水球の中で泥の巨龍がギチギチと蠢き、外殻を削り落とされても、中心部から黒い汚泥を無尽蔵に湧き出させていた。


「核を浄化しない限り、終わらないか」


 アッシュはオリハルコン製の作業ブーツの紐を固く結び直した。


「外側から洗ってもキリがないなら……中に入って、元栓を直接叩くまでのことだ」


 アッシュは背嚢から、自作の最高傑作――【神聖濾過コア・プラグ】を抜き取った。

 たった一人で、五百メートルの怪物の体内最深部へ突入する――前代未聞の決死行が始まろうとしていた。

お読みいただきありがとうございます!面白ければぜひブックマーク&評価をお願いします!

励みになりますのでよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。