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会計士 異世界に立つ  作者: 一村
少年期 ~ ロコの町
12/21

第12話 3の月40日 月次決算

第12話 3の月40日 月次決算



 「・・・よし 解毒薬は13個と」



 店に出している商品に続き、店の裏の倉庫で、商品を数えるライト。


 


 次郎としての記憶を取り戻してから40日、店に立ち、採取に出かけ、魔獣と戦い、調合してようやく一月経過。


 ゴートとの約束は3年で3万Gだ。


 目標までの期間が長い場合、現状を現金だけで正確に把握するのはなかなか難しい。


 そんな時よく用いられるのが 月次決算 である。


 会計事務所でもよく組まされたなぁなんて前世の記憶を思い出しながらの、そう棚卸しである。




 商品も数え終わり、仕入単価を掛け在庫金額を出す。


 店にある現金を数える。


 毎日付けている日誌から、売上と仕入、その他の費用を計算する。

 



 電卓とPCのありがたさを痛感しながら、簡単な物ではあるが、ようやく出来た財務諸表。




 結果出てきた一月の利益の額・・・・・984G




 このままのペースでは3万Gまで約4年かかる、まったくお話にならない数字である。


 


 さてどうするか? 行商人からの仕入は今以上に値切れるものではないし、調合で作れる量はまだ少ないので原価率は改善しようがない。


 そうなると売上を上げるしかない。

 



 

 取り合えずは、新商品MPポーションの導入だ。


 あれからコツコツ作り続けようやく在庫が出来てきた。


 もう売り出してもいい頃だろう。


 今までにない商品のためうまく宣伝することが出来れば、かなり売上に貢献すると思う、しかも原価は安いので利益率も良い。


 宣伝として少量ずつ、店に来た人に試供品として配ることにしよう。




 

 

 とりあえず来月の方針



 MPポーション:商品名 疲労回復薬 を町の人に認知してもらい、売上を上げる


 利益目標1,300G



 そんな目標をたて、ベットに横になる。


 来月は目標達成を誓いながら眠りに付く。




 ・・・・・



 ・・・・・



 ・・・・・




 深夜この地方に気付かないほどの小さな地震が襲う




 ロコの町の東にある何もない平地に小さな亀裂が入る 


 

  

 この出来事がライトの運命を大きく動かしていく

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