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そうして雑談交じりのテスト勉強を経て、テスト期間が終了し、まずまずの結果をもぎ取ったアリーシャは夏休み期間に入った。
あれから結局夏祭りをどうするか話し合えていなかったが、白雪姫の小人パートの練習については、市営の文化センターの一室を借りて練習ができることが決まり、アリーシャもそこに参加させてもらえることとなった。
メッセージを貰って早速自身のスケジュールに追加したアリーシャは、文化センターなんていう所があることすら知らなかった。
借りるために少しの料金がかかるが、エアコン代も入れて参加者で割り勘してもそんなに高い値段でなく、とてもありがたかった。
インターネットで地図や外観を調べて、意外に近くにあることを確認して驚いた。
調べた画像を見る限り、市民センター内の練習場所として借りた部屋は、ダンス練習などにも使われるらしく、大きな鏡張りになっているそうだった。
いつもと違う環境で練習できることも含め、今からその練習に参加することが楽しみで仕方なかった。
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アリーシャにとって二回目の日本の夏は、じっとり暑い毎日だった。
クーラーをつけっぱなしにしないと暑すぎるため、部屋のクーラーをありがたく使わせていただいているが、部屋を借りている身分として申し訳なさを感じてしまったりして、クールシェアなんていう環境でフリースペースを開放している施設なんかを積極的に使わせていただくようにしたりした。
ホームステイ先の家族は、変に遠慮してクーラーを使わないと命に関わるので、必ず使いなさいと言ってくれているので、こうした外出はアリーシャの自己満足によるものだ。
それに、日本のショッピングモールなどをうろうろするだけでもクールシェアになるし、ウィンドウショッピングは楽しいしで一石二鳥なところはある。
問題はウィンドウショッピングの予定の外出で、つい何か買ってしまうという行動が制御できないところだろうか。
運命的な出会いと感じてしまう品物、多すぎやしないか、日本。
あれから夏祭りの話は出ていないが、英会話部との打ち合わせの日程はきっちり決まったようだった。
アリーシャは参加することになっていないため、凛子と悠紀が夏祭りに一緒に行けるかは凛子の頑張りに任せるしかない。
そもそもアリーシャが口を出してよい方向に進む未来が、今までの流れ的に見えないので、余計な口が出せない環境の方がありがたかった。
人は皆役者と以前冴が言っていたが、アリーシャは日常での役者としての能力は低いのかもしれなかった。
こんな感じで、あの日した凛子と悠紀が修学旅行で同じ班になるために協力するという約束が果たせるのかと、アリーシャは密やかに落ち込んでいた。
打ち合わせの結果どうなったかは、夏休み中に行われる白雪姫小人たちのパート練習で凛子に確認するつもりだ。
その時上手く誘導できていないことも一緒に謝罪したい思いだった。




