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EXTra「私と彼と彼女とカレと。そして彼女」
【2065年】
「上手くいったみたいだね」
『てことだよな』
『だろうね』
今のところ順調だ。その成果が目の前にある。
彼らが来る前は、失敗したらどうしようなんて不安になっていたけれど、そんなものはとっくにに吹き飛んだ。
〚残り120秒です〛
頷きを返し、彼と彼女に目を向ける。
「二人とも変わってないね。あの頃となんにも」
『まあ、こいつに至っては外見すら変わってないからねえ。孫みたいにかわいがってあげよっか』
『うるせえ。お前のそれは冗談になってねえんだよ』
「というか冗談じゃなくて本当のことじゃん」
『お前までそれ言うなって』
思わず、笑みが零れる。
〚60秒〛
「あの子も元気にしてるかな」
分かりきったことを尋ねてしまうのはどうやら彼と同じらしい。
それを彼の成果が教えてくれている。
『当たり前でしょ!
そもそもあの子がいなかったら私たちが立ち上がることすらなかったんだから』
『以下同文。異議なし』
「そうだね。そうだよね」
〚10〛
軽く息を吐く。
二人は笑って手を振ってくれる。
それに応えようと手を上げる。
「いってきます!」
〚起動。
応答確認までセーフモードで実行します〛




