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エピローグ「Dear You~キミが選ぶ物語~」
ⅩⅩⅩⅩ年ⅩⅩ月ⅩⅩ日。
都内某所。とあるアパートの一室。
ベージュとダークブラウンを基調とした内装であり、設置されている家具はほんの気持ち程度。
室内には娯楽と呼ばれるものが一切見当たらず、まるで生きていくために必要な最低限の物しか置かれていないようだった。
その中でも、机の上には一際目を引くものが置かれていた。
それは企画書のような何か―――
『ノベルゲーム企画
タイトル;【Dear You~キミが選ぶ物語~】
企画;【AMmd】』
あなたがいた、この残酷な美しい世界で。
積み重ねた時間を、どうか忘れないで。
失ったもの。過ぎ去ったものは、いつまでもあなたの胸の中に在り続けるから―――




