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第三部 TRUE END「運命」

 case.3


「いや、『特別』なんてものは見つからなかった。」

 たとえ知らない人であったとしても、悲しい顔を見たくない。辛い顔を見たくない。できることなら、すべての人に笑顔でいてほしかった。昔から、それだけが心の中に在り続けた。その願いが叶わないなんてことはとっくに理解している。すべての人を助けるというのは夢物語だ。理想論に過ぎない。誰かの幸福が犠牲によって成り立つのなら、俺自身が多くの人幸福のために犠牲になれるのなら、そうしたいと思ったのだ。かっこつけてるわけでもない。善人ぶってるわけでもない。俺は他人のためではなく、自分がそうしたいからこれからも今まで通り、そう在り続けていくんだ。誰かに強制されてるわけでも、義務感から来ているものでもない。

『特別』だと思えるものは今、目の前にある。けれど、それよりも。


 きっと"彼"が信じ続けたものは―――


「俺はこれからも、今まで信じてきたものを貫き続ける。一人でも多くの人を笑顔をできるのなら、それで―――」


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 運命は"キミ"自身の手で定められた。

 ならば、判りきった結末を語ることはない。

 彼はこれからも"ニンゲン"として己の信じた道を進み続けるだろう。

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