77/160
第三部 想乃華√END エピローグ
二ⅩⅩⅩ年。十月二十三日。
「想志ー。ちゃんと準備できた?プレゼント忘れてない?」
「うん。大丈夫だよー。」
想乃華が手を差し伸べる。
「じゃあ。行こっか!」
彼女の手を取り、共に歩みを進める。
たとえ『今』という時間が終わったとしても、大切な人との縁は消えない。それは過去という時間や自身の魂に必ず刻まれている。歩み寄りさえすれば、いくら時間が経ったとしても、失った時間だとしても、いつかこうして大切な時間は再びやってくるものだ。
「結愛!誕生日おめでとう!!」




