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第二部 想乃華√END エピローグ

 二XXX年。三月


 俺は幸せ者だとつくづく思う。

 学生の頃、『男女の友情はあるのかないのか』について話していたことを思い出す。当時は、それについては答えが出なかった。だが、今なら判る。それは、きっとあるのだと。なぜならば、今の彼女との関係はそれの極致だと言っていいぐらいのものだったからだ。それほどまでに、彼女のことを信用しているし、彼女も俺のことを信用してくれていると勝手ながら思っている。

でなければ、こんなになってまで一緒に居るわけがない。


 彼女と過ごす日々はとても居心地が良い。困った時にはいつも助けてくれるし、何より、変に疑うことをしなくていいからだ。それに、少し前から‥‥‥ちょっとずつではあるが、彼女と居られる時間が楽しいと思えるようになってきた。それは、幼い頃しか感じられなかったものであると同時に、いつの日か失ってしまったものだったから。


 ここまで来れば、これからどういう風に生きて、どのように死んでいくかなど想像に難くない。

 その結末が正しいのかはわからない。それでも、ここまでそう在り続けられたことに誇りを持つことはできる。


 身体を預ける彼女へ目を向ける。

 彼女が支え続けてくれるから、俺は今ココにいる。今まで何度も助けられてきた。恩返しなど、いくらやっても返しきれない。


 胸の中には一つの確信。


『想乃華が居てくれるのなら、きっと―――』

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