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第二部 GOOD END → DEAD END「ひと時の"ユメ"」
一面に充満した死の匂い。
ついさっきまではあったはずの幸せが、跡形もなく消えていた。
どうして、こんな結末になってしまったのだろう。
どうして、今まで気づかなかったのだろう。
―――どうして、気づかないフリをしていたのだろう―――
ずっと、問われ続けていたじゃないか。
『このままでいいのか』
なのに、気づけば考えることを止めていた。
この十年間、途絶えていたはずのノイズ音が、死の円舞曲となって再び脳内を支配する。
聴こえたのは、ピッという音。
それを最後に、意識は刈り取られた。




