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第二部 BAD ENDⅡ → DEAD END「親愛なるあなたへ」
2×××年。十月三日。
部屋に電気はついておらず、こうこうと月明かりが差していた。
窓を開け、空を見上げる。
「ああ―――」
澄んだ空気。満天の星空。綺麗な満月。
看取ってもらうにはうってつけの空模様。
「お前らが元気で生きていられるのなら、それで十分だ。」
何もかも間違いだらけだった。
―――だから、これでいいのだ。
身体が酸素を求めようとする。
その必死の抵抗は無意味なものなのだと言い聞かせる。
どうか、彼女たちに幸多からんことを―――




