第二部 BAD ENDⅠ→ DEAD END「信じた答え」
「本当に、それでいいのか?」
誰かの声。
本当はその正体が分かっているのに、思考がそれを認めてくれない。
「構わない。‥‥‥もとより、"オレ"はこういう"ニンゲン"だ。だったら、こういう結論に行き着いてしまうのは当然だろう?」
もっと早く気づくべきだった。
自分の鈍感さが頭にくる。
「そうか。‥‥‥確かにそれは道理だ。」
ため息交じりの声。
「お前はこの答えには至らなかったんだな。」
「‥‥‥いいや。至ったさ。‥‥‥ただ私には、それ以上の何かがあっただけのこと。」
笑みがこぼれる。
お前にもそういうものが生まれたんだなと、それが知れてよかった。
「じゃあな。"オレ"はここで退場するよ。お前は、お前なりの在り方を貫き続けろよ。」
「言われるまでもない。」
声が消え去り、静寂に包まれる。
一枚のカードに丸印をつけ、それを机の上に置く。
そして、台を上り、首をかける。
痛いのは嫌いだ。
でも、このままだともっと深いところが痛み続けるから、今だけは我慢することにした。
イタイ。イタイ。イタイ。イタイ。イタイ。イタイ。イタイ。イタイ。イタイ。イタイ。
供給される酸素が薄くなっていく。
徐々に、意識が遠のいていく。
もう、沢山のことを忘れてしまったけど、その顔だけは鮮明に憶えている―――
「ああ―――。この選択は、間違っていない―――」




