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闇を背負う者、破壊を有す  作者: 松佐
外伝,冒険者ミウ
27/37

始まり

邪神教徒の起こした誘拐及び邪神復活の儀式はエクシリアの王によって解決され、誘拐されていた者達も無事に故郷へ帰り家族に再開を果たした。それ以降、エクシリアは新興国でありながら目覚しい、否異常な速度で発展を遂げ、事件から三年が過ぎた今では大陸屈指の大国となり軍事力と経済力においては大陸中最強。


その成長ぶりに危機を感じた列強の国々は彼の国の王と王妃の生家があるエルシア王国と結託し圧力を掛けたが、その結果は長い歴史を持ち魔法の生まれた国、魔法大国と称されたエルシア王国の消滅であった。正しくは吸収か。簡単な話、エクシリア王は逆鱗である王妃に圧力を掛けた(王自身にも掛けられたはずだが)者共に激怒。見せしめにエルシア王国を一人で陥落させ、王族を軒並み処刑。


九大公爵家の者達も王自らが使えると判断した者以外は処刑され以後エルシアの統治権はエクシリアが保有し前年正式に併合した。列強の国々もさすがに口を噤み、かくしてエクシリアの発展を妨げる障害は消えた。ちなみに、これも前年のことだが彼の邪神教の事件が発生した大会において王妃に一目惚れした各国の王子は権力を用いエクシリアに対して干渉しようと目論み、実行したが意中の人物である王妃自らに叩きのめされ、辛辣な言葉で精神にも多大なダメージを負い、現在は真面目に更生している。


語り手こと私、ミウ(旧名ミウラルネ)はフィルの実力を信じず疑うばかりの愚鈍な九大公爵家にも王家にも愛想を尽かし、彼らがフィルの寵妃にちょっかいを出すと言う暴挙を犯す前に出奔していた。途中、フィルからエクシリアに来ないかと誘われたけれど、丁重にお断りした。こんな私を未だに姉呼ばわりするフィルには苦笑を禁じえなかったが、誘い自体は嬉しい。何せ、私は根無し草だ。しかし、根無し草の今の状態がしっくり来てしまって、誘いを断った。上流階級という閉鎖的な世界に居た私は何処で何時死ぬか解らないけれど、開放的な今が好きになっていたのだ。


だから、今冒険者として各地を回る旅を始めた。

本編見たく書けるとは思いませんが、暇でしたら読んでください。

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