暁
ドアを開けると、ゆかとりんが対面で話していた。
俺はりんの隣に腰掛け、頬杖をついて話を聞く。
りん「ゆか、、どうして、何も言わずに出ていこうとしたの、??
ゆかが廃墟で倒れていたのって、、どうして、??あなたの目的は、、何、、???」
ゆかはしばらく黙り込んでから、ゆっくりと口を開く。
ゆか「、、インオーガニック製造組織に、復讐するため。」
俺たちはその言葉を聞いて息を呑んだ。
ゆか「、、実は、インオーガニックにされる子供の共通点は、
全員孤児。
身内が一人もいないから、何をしてもいいっていう思考でやっているの。
出されたタスクをこなせなければ暴力、実験、改造、
散々苦しい訓練を受けてきた。
インオーガニックの使い道が必要で、
エネミーを作った。
エネミーとインオーガニックの製造元は同じ組織なの。
だからエネミーの情報が間違えて流出されないように、
インオーガニックの生活はほとんど内密にされている。
トップの名前は、
「暁」
暁を殺せば、エネミーも滅亡する。子どもたちも解放される。
、、、協力してほしい。」
ゆかは切実な眼差しで俺達に問いかける。
りん「、、はぁ、、ほんとうに、エネミーが滅亡するの、??」
りんは少し考え込んでから口を開く。
りん「、、、、、わかった、うちは、いいよ。」
浅木「、、別に。お前のためじゃないけど、
エネミーが滅亡するなら、、どんな手だって使ってやる。」
ゆかはその言葉を聞いて目を大きく見開いてから、ニッコリと笑う。
ゆか「、、ありがとう、」
そうして俺達は少し作戦会議をすることになった。
ゆか「僕が今知っている情報は、暁の居場所と、能力、エネミーの殺し方。」
浅木「居場所がわかってんならそこ爆破すら終わりだろ。」
ゆか「これだからモラハラお兄さんは、、」
ゆかはため息混じりの声でそう言った。
浅木「外に放り投げんぞ」
ゆか「ごめんなさい」
りん「でも、どうして組織に近づけないの??」
りんが首をかしげながら聞くと、ゆかは待ってましたと言わんばかりにドヤ顔で答える。
ゆか「製造組織の半径一メートルは近づけないんだ。一歩でも足を踏み入れると
大量のエネミーが押し寄せて来てぶっ殺されるよ。
最低でも百人以上の討伐部隊の人とインオーガニックを呼び出さないと死ぬね。」
浅木「うっわ、、討伐部隊の人数が少ないのわかってていってるだろお前、、、」
りん「、、と、とにかく、情報集めが大事なのかな、?」
ゆか「そーゆーこと。」
ゆかはゆっくりと頷いて、テーブルに広げられている地図のある部分を指差す。
ゆか「ここに妙に大きい建物があるから。この周辺を絶対に踏んじゃだめだよ。
ご丁寧に赤い線で引かれているから。」
そう言ってゆかは立ち上がる。
ゆか「作戦会議終わり!!お腹すいた!!」
ゆかは冷蔵庫を開けて、残り少ない非常食をあさり始める。
浅木「まてお前が食うと一瞬で無くなる」




