はたらく亜神。
なんか現代で言うバイトみたいなのもあるし、護衛とかもあった。
実に多種多様である。
「おっいい仕事見つけた。」
俺が見つけたのは、食堂の掃除、メニュー開発の手助けの求人だった。
「受注っと。」
『ピロンッ』
場所が記された紙が出てきた。こういうシステムなのか。
「冒険者ギルドから来ました。ミッケと申します。こちらギルドカードです。」カードを手渡す。
「はーい、冒険者の方ですかね。」
「自分、この食堂の店主してる、ラインっちゅーもんです。よろしくお願いします。」
「こちらこそ。」
食堂の広さはそこまで、コンビニよりちょっと大きいくらいか。
「いきなり仕事のお話なんですけど。入り口や机、床の掃除をお願いします。掃除終わったら、まかないとして新メニュー出すんで、お客目線で感想お願いします。」
大学時代を、思い出すなあ。ファミレスバイトとかやってたわぁ。
「ラインさん、入り口、机掃除終わりました。」
「ほな、床掃除、布濡らしてお願いするわ~」
ラインさんはどうやら新メニュー作ってんのかな?鍋コトコトしてる。
「分かりました。あっちょっと気になったんですけど。何作っていただけるんですかね?」
「どりあえず、牛肉とジャガイモ、タマネギ、ニンジンっていう最近他国から入ってきた食材を使ったスープだ。」
『あれ?それなら牛乳があれば、ミルクシチューも作れるし、その辺の食材があれば色々作れるのでは?』
きたっ前世自分磨きに料理をガチっておいて本当によかった。
「わー、楽しみです。」やばいニヤニヤが止まらない。ビジネスチャァァァァァンス!!
<ライン視点>(一瞬だけ)
「うわ、ばり期待してもらえるやん、うれしいなあ~。」
『なんで、あいつにやにやしとるんやろか。格好も詐欺師みたいやし、ご飯食べれんくらいの稼ぎなんか?格好の割によく働くしよく分からんわこいつ。』
<ミッケ視点>(戻りました)
「床掃除終わりました。」
「お疲れさん。ほれ、食べてみ~。」ラインさんが、スープをついで持ってきてくれた。
「うわっ、うれしいです。いただきます~。」
「なあ、いただきますってなんや?」
おいーーーー!!、そう、日本の常識は外では通用しません!海外行って学んだでしょ!
「俺の祖国の言葉なんですよ。食べ物食べる前に感謝を、みたいな?」
「なんやそれ、おもろいな。俺も食べよ、いただきますや。」
ここで気になっていたことを聞いてみる。
「あの、世間話なんですが、この店儲かってます?今日定休日なんでわかんないですけど。」
「清掃の仕事出せるくらいには余裕あるなぁ。」
味はまあまあ、元の世界の方がご飯が美味しすぎるのかもしれん。そう考えると、大分美味しいのでは?
儲かっているというのに説得力が増すな~。
商会立てるとき味方に引き込めれば、大分ビジネス勝負出来る!はず。
「美味しいですね。あの大事なお話があるんですが。」
「なんや?」
「俺、商会たてるつもりなんですよ。所属する気ありませんか?」
「そこまで評価してもらってんのはうれしいんやけど、俺らほぼ初対面やで?素直に所属しますとは言えんな~」
確かに調子に乗ったァァァァァ。興奮していきなり誘ってしまったぁぁぁぁぁ。
こっちには現代のレシピがあるんだ。このくらいの実力なら、当然引き込みたい。
「あの、牛乳ってありますか?」
「あるけども、なんや?何すんねん?」
ではご覧に入れましょう、私の故郷の料理をね。




