身分ゲット!!ビジョン見えて来た$$$
この王都の侵入に成功したので、このパーティーともおさらばだ。
『がぶっ』
「いたっ噛まれたんだけど、ちょっと待ってどこ行くのよ~」
素早い動物の動きについてこれまい。噛んだのは申し訳ないが、がっちりホールドされていたものでな。
『ポンッ』
薄暗い人通り人の少ない路地で人型に戻った。可哀想だったが仕方がない。運搬ありがとう。少女たちよ幸あれ。
「すみません、このあたりで、狐の子供見ませんでしたか?」
おっと探しに来てくれるとは、うれしいが俺にはやるべきことがあるんだ。
「見ていませんねぇ。仲間でも見つけたんじゃないですか?」
「王都に着いてから急に暴れて、はぐれたんです。」
「その子にも居場所を見つけたのでしょうね。大丈夫きっと幸せに生きていきますよ。」
俺はその場を後にし、商会を立てる上で欠かせないどんな商売をするか決めるべく商売ギルドを探して練り歩いていた。
「飲食系の店でも、武器屋とかでもお会計に金貨を使ったときとか、銀貨が左手で持ちきれない位おつりで返ってくる、お札の概念がないのか。じゃあ銀行とかもないのかな?」
「調味料が少ないな。醤油と味噌、ケチャップ、マヨ、原料はありそうなのに売っていない。」
「貧富の差は広がっていると思うのだが、意外にもスラムなどがない。」
商売ギルドに着くまでにこれらのことが分かった。現代で生きていた俺からすると、ビジネスチャンスがたくさんである。
ギルドに入ると無数の窓口にそれぞれ受付嬢がいるので、適当に開いていた窓口にした。
「すみません、商売ギルドで登録したいのですが、出来ますか?」
「はい、可能でございます。ご登録の際に手数料として銀貨十枚いただきますがよろしいですか?」
げっ金とるのかよっ。ちょっと認識が甘かったか。
「すみません、お金が少し足りないようです。出直します。」
「お客様、身分証ならば、冒険者ギルドの方が勝手がよろしいかと思います。商売ギルドの方は国営なので少々お金が必要となります。ですが冒険者ギルドでは、貧民街を形成させないための国の方針、ダンジョン増加に伴い、手数料が無償化されました。冒険者の登録はお済みですか?どちらも登録される方は珍しくありませんよ。」
冒険者ギルドの方が商業ギルドより、ワールドワイドに活躍しているのか。
「お手数おかけしてすみません。」そう言い残し冒険者ギルドに向かう。
「すみません、冒険者の登録の方お願いします。」
目に付いた適当なお姉さんに声をかけた。
「はい、かしこまりました。カードの方をお作りいたしますので、こちらの鑑定の魔導具に手を置きお待ちください。」
しごできの人だぁ。言われるがままにする。
「えーと、お名前の方がミッケ様ですね。犯罪歴なしっと。カードにこちらの情報記載させて頂きました。」
「私、あちらの方で待っておりますのでカードに記載する他の情報の取捨選択をお願いします。やり方にいたしましてはみれば分かるかと思います。では。」
カードを受け取り、それを見ると、
『・名前 ミッケ ・犯罪歴なし』
「こんな感じなのか。」とか眺めていると、
・年齢 0歳
・種族 <亜神>
・スキル ①偽証心 ②大風呂敷 ③健康体 ④変化の術
・魔法レベル 高
オール削除じゃバカヤロー、スキルは④以外よく分からんが見せない方がよさそうだ。
年齢0歳って誰も雇ってくれませんって。はたらく亜神ってダサすぎるよ。
突っ込みどころが多すぎるダロォォォォ。
「とりあえず、終わりました。」そう言ってしごでき姉様を呼ぶと、
「はい、ありがとうございます。こちらで登録させて頂きます。登録しますと、仕事などの評価、履歴、期間全て記録に残りますので、丁寧で素早いお仕事をお願いいたします。」
「仕事の受注は、あちらの魔導具にてお願いいたします。では。」
魔導具、便利だなあ。色々出来そう。電気があるのかも、調べないとだな。今後に響く。
「とりあえずなんか良い仕事ねえかな~。」そう言いながら魔導具を使いながらつぶやくのだった。




